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2012.08.13 オリンピック

【ロンドンリポート】オリンピック閉幕、日本は史上最多38個のメダル

【ロンドンリポート】オリンピック閉幕、日本は史上最多38個のメダル
閉会式で旗手を務める吉田沙保里選手=12日、五輪スタジアム(共同)
【ロンドンリポート】オリンピック閉幕、日本は史上最多38個のメダル
日の丸や英国旗を手に入場する日本選手ら=12日、五輪スタジアム(共同)

 第30回オリンピック競技大会(ロンドン/2012)は12日、ロンドンのオリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたって繰り広げられたスポーツの祭典が幕を下ろしました。日本代表選手団は38個(金7・銀14・銅17)のメダルを獲得。2004年アテネ大会の37個を上回る史上最多記録となりました。

 閉会式は現地時間21時、鐘の音が響き渡りスタート。競技場内にはビッグベン、ロンドンアイ、タワーブリッジなどロンドンの観光名所のモニュメントが並び、その周囲を車や人々が行き交うラッシュアワーが表現されました。その後、会場はカラフルな装飾に包まれ、軽快な音楽に合わせてダンスが始まりました。

 選手の入場では、まずギリシャを先頭にロンドンオリンピックに参加した国と地域の旗手が先導します。日本はオリンピック3連覇の偉業を成し遂げたレスリング女子の吉田沙保里選手が開会式に続き務めました。続いて各国選手団が入場。日本代表選手団は大会後半に行われた陸上、レスリング、バレーボール、ボクシング、新体操などの選手・役員238名が参加し、日の丸や英国国旗を振って歓声に応えました。緊張やプレッシャーから解放された選手たちは皆笑顔があふれ、カメラを手に記念撮影を行うなど、最後の宴を楽しんでいました。

【ロンドンリポート】オリンピック閉幕、日本は史上最多38個のメダル
徐々に広がり消えゆく聖火=五輪スタジアム(共同)

 最終日に行われたマラソン男子の表彰式を経て、ステージでは盛大なパーティーが再開。「英国音楽のシンフォニー」をテーマに、英国音楽の50年が詰まったショーが披露されました。ジョージ・マイケルやスパイス・ガールズが往年のヒットソングを熱唱すると、元オアシスのリアム・ギャラガーがボーカルを務めるビーディ・アイは、オアシスの名曲「ワンダーウォール」を演奏しました。また、英国が誇る伝説のロックスター、ジョン・レノンやフレディ・マーキュリーも天国からスクリーンに現れ、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイとの共演も実現。英国が誇る新旧スターの登場とライティングをはじめとする派手な演出に、選手や観客の熱気も最高潮に達しました。

 続いて次回開催地へのオリンピック旗の引き継ぎが行われ、ロンドンのジョンソン市長から国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長を介して、ブラジル・リオデジャネイロのパエス市長に手渡されました。ステージではブラジル伝統のサンバが繰り広げられ、「サッカーの王様」ペレ氏も登場しました。

 ロゲ会長による閉会宣言が終わると、花をイメージした聖火台の火は花びらが開くように広がり、徐々に火が小さくなっていきます。その上に不死鳥をかたどったモニュメントが現れ、聖火はゆっくりと消えました。最後はロックバンドのザ・フーが登場。熱唱が続く中、たくさんの花火が打ち上げられ、閉会式は終了しました。

 4年後の2016年大会は南米初、ブラジルのリオデジャネイロで開催されます。

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