2005年2月10日、トリノ大会のちょうど1年前にあたるこの日、トリノでは1年を切ったことを祝う様々なイベントが行われ、オリンピックのホストシティとしてトリノは本番に向けて動き始めた。トリノ大会の公式ホームページも2月10日にモデルチェンジした。
トリノ市では街を挙げてオリンピック開催まで1年を切ったことをアピール。カステロ広場やポー通りなど9つに分けられた各エリアでは、文化イベントなどが多数行われ、トリノ大会のマスコット「ネーヴェ」と「グリッツ」が随所に顔を見せ、イベントを盛り上げた。
また同日に行われたカウントダウン式典では、日本からは荻原健司氏(アルベールビル大会/リレハンメル大会金メダリスト)が、IOCより招待された他男女11人のメダリストとともに出席した。
10日夜にはガラ・イベントが開催された。この記念イベントは2部構成で行われ、第1部ではパラッツォ・カリナーノでトリノオリンピック組織委員会のメンバー、地方自治体の職員、IOCのロゲ会長などが参加した催しが行なわれた。第2部はカリナーノ劇場に舞台を移し、ダンサーのロベルト・ボッレとグレタ・ホジキンソンによるパフォーマンス、歌手のノア、新体操のイタリアチームによる演技などが披露された。
一方、スキーなどの競技が開催される山岳部ではバイアスロンやスノーボード、ノルディック複合、ジャンプのワールドカップがプレ・イベントとして行われ、選手達にとっても1年後の本番に向けての準備と本格的な戦いが始まった。
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