ソチオリンピックのアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は11日、オリンピックパーク内のシャイバ・アリーナで、開催国ロシアと対戦しました。残念ながら日本は1-2で敗れましたが、床亜矢可選手が今大会の日本初得点を決めるなど健闘し、最後まで目の離せない戦いとなりました。
アイスホッケーは、ロシアでも非常に人気の高いスポーツとあって、会場には老若男女問わず多くの地元ファンが、ロシア国旗やスティックバルーンなどの応援グッズを手に集結。試合中はロシアコールや、会場名にもなっている「シャイバ(ロシア語でアイスホッケーのパックの意味)」コールなど、地鳴りのような大歓声で選手を後押ししました。
一方のスマイルジャパンにも、選手の家族や所属先の同僚らが日本からはるばる応援に駆けつけ、日の丸や横断幕を揺らしながら、「全力を出し切ってほしい」「とにかく1点ほしい」など、それぞれの思いを胸に、ロシアの応援に負けじと大きな声援を送りました。
また、通路ではチアガールが踊りで観客の目を楽しませたほか、大会マスコットの着ぐるみも登場し、会場を盛り上げました。さらに、大型スクリーンには、場面によってルールの説明が英語とロシア語で表示され、初めて観戦した人にも楽しんでもらえるようにという配慮が感じられました。
試合後、スタンドに向かって一礼したスマイルジャパンに、ロシアファンからも大きな拍手が送られました。観戦を終えた日本の応援団は「(ロシアの観客は)みんなフレンドリー。オリンピックってこういう感じなんだと思いました」と感動した様子でした。このあと日本は、13日に予選リーグ最終戦となるドイツ戦を迎えます。
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