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2014.02.11 オリンピック

高橋「自分を信じて」、町田「思うがままに」=フィギュアスケート男子会見

高橋「自分を信じて」、町田「思うがままに」=フィギュアスケート男子会見
ガッツポーズを決める高橋大輔選手(左)と町田樹選手

 ソチオリンピックのフィギュアスケートに出場する高橋大輔選手、町田樹選手が10日、オリンピックパークに隣接するメインプレスセンターで記者会見を行いました。前日にソチ入りした高橋選手、団体男子シングル・フリーに出場した町田選手はそれぞれ、13日から始まる男子シングルに向けて、抱負を語りました。

高橋「自分を信じて」、町田「思うがままに」=フィギュアスケート男子会見
精いっぱいの演技を誓った高橋選手

■高橋大輔選手
 僕は団体戦には出てないですけど、団体戦を応援する中で、たくさんの刺激を受けていました。個人戦に向けては、自分自身にできる精いっぱいの演技ができるよう頑張りたいと思います。

 オリンピックということで、いろんな緊張感やプレッシャーというのはあると思うんですけど、今までやってきたことを信じて、自分自身を信じることができれば、良いパフォーマンスができると思います。自分が思っている以上のことを期待せずに、今の自分にできることを、今までやってきた自分を信じて臨みたいと思います。

(プログラムは)今回、4回転トゥループ以外は、自分の調子で決めていくのでギリギリまで分からないです。ソチに来る前は、全日本選手権の前にケガをしたというのもあったので、そこを調整しつつやってきました。この試合に向けて自分の4回転ジャンプを取り戻すことであったり、確率を上げていくことだけをやっていました。

(団体戦でのロシア選手について)僕は男子と女子しか見ることができなかったんですけど、女子の(15歳ユリア・)リプニツカヤ選手はあの若さで自国開催の期待を背負い、その中で自分自身を持って素晴らしい演技を見せていて、女性の強さやロシアの底力を感じました。(エフゲニー・)プルシェンコ選手に関しては、団体戦を見る限り、彼の中で100%ではなかったと思いますが、すごく感動してしまって、心からの演技をしているなと感じました。自分自身すごくいい刺激になりましたし、今回(ロシアの代表枠が)1枠で、団体戦のメダルが懸かったプレッシャーの中、それをちゃんと形にしていたので、今まで走り続けてきた選手なんだなというのを感じました。彼の素晴らしさや気持ちの持ちようというのはすごく尊敬しました。

 個人戦が終わるまでは自分のことだけを考えて過ごします。終わった後は全力で、ロシアの方に負けないように日本の選手を応援したいと思います。

高橋「自分を信じて」、町田「思うがままに」=フィギュアスケート男子会見
「思うがままに演じたい」と語った町田選手

■町田樹選手
 団体戦のフリープログラムで手応えをつかみました。そこで得られた反省点や課題を個人戦に生かしていきたいと思います。個人戦はもちろん、メダルを狙っていきたいです。

 僕にとっては、おそらく最初で最後のオリンピックという舞台になるので、とにかく攻めの姿勢というか……。昨日は初のオリンピックの舞台ということで、しかもあの独特な雰囲気の中だったので、ちょっと弱い自分が出てきて、彼との勝負だったんですけど、個人戦は彼を最初から閉じ込めて、思うがままに演じたいと思います。

(練習でのケガについて)あのアクシデントは完全に僕の不注意です。ただ、それまでこのオリンピックの舞台にのまれた自分がいて、自分で自分をコントロールできない状況でとても浮ついた状態だったんです。あのアクシデントで目が覚めたというか。逆にもう一回集中し直す気持ちになれました。まだ少し痛みはありますが、ケガをしたおかげで自分のペースを取り戻して冷静になれました。あのアクシデントは、僕にとって神様が与えた試練であり、救いの手だったと今は思います。

 個人戦に向けては、団体戦でもっと疲れるかなと思ったのですが、アドレナリンのせいか疲労も感じないので、個人戦まで冷静にやるべきことをやって、自分の表現したいものを明確に表現したいと思います。

(ソチでの過ごし方は)競技以外では、趣味の読書や音楽鑑賞など自分の時間になっているので、あまり日本と変わらない時間を過ごしている感じです。高橋選手は昨日到着されたので、まだあまり顔を合わせていませんが、いろいろと学ばせていただきたいと思っています。

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