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1997.03.01 オリンピック

開会式の概要を発表基本構想は「簡素で厳粛、魂のこもったもの」

長野オリンピック組織委員会(NAOC)と総合プロデューサー事務局は2月6日、長野オリンピックの開会式概要案を発表した。
浅利慶太・総合プロデューサーをはじめ、音楽アドバイザー・小沢征爾氏、イメージ監督の新井満氏、日本相撲協会の堺川尚理事長らが出席。浅利総合プロデューサーは「長野オリンピックの基本理念は『愛と参加』をコンセプトに、娯楽性よりも文化、精神性を重視し簡素(シンプル)、厳粛(ソレム)魂のこもった(スピリチュアル)の三つのSを基本として演出した」と開会式の基本構想を説明した。
来年2月7日午前11時、長野市篠ノ井東福寺の南長野運動公園に、長野県を代表する善光寺の鐘が響き、長野オリンピックの開幕を全世界に告げる。県内各地に伝わる習俗である「御柱建て」によって会場の四方に門が形成され、大相撲の幕内力士の入場と横綱の土俵入り。長野市内の小学生が扮した雪ん子が登場するなど、日本と長野の文化、伝統を強く打ち出した演出となっている。
また、開会式フィナーレは、小沢征爾氏の指揮で、五大陸を衛星で結んだ「歓喜の歌」の合唱となる。この演出案は、5月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で証人を得る予定。

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