長野オリンピックの聖火リレーに使用されるトーチが完成した。 5月21日、モナコで開かれていたIOC理事会でデザインなどが承認され、理事会場と東京岸記念体育会館を衛星で結んで発表された。
デザインは日本古来の「たいまつ」をイメージ。握りの部分に付けられたやまぶき色の巻ひもも日本らしさを表わしたデザインだという。長さは55�で重さは約1・5�。軽量に作られてはいるが、肩より上に掲げるとずっしりとした重量感がある。
材質はアルミニウム製で聖火を燃やす材料には、プロパンガスを使用する。燃焼装置には燃料を入れるのが容易で1本のトーチを何度も使えるようにカートリッジ型を採用する。
会見にゲストとして参加したスピードスケートの野明弘幸(長野県教育クラブ)は、トーチを高々と掲げて、「オリンピックに対する皆さんの期待を感じます」
また、聖火リレーランナーの東京都代表に選ばれた高校生の篠明子さんも
「トーチを手にして、オリンピックに参加するという実感が湧いてきました」と笑顔で話していた。
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