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2012.07.28 オリンピック

錦織、オリンピックは「日本人としての誇りを持って戦える場」

錦織、オリンピックは「日本人としての誇りを持って戦える場」
記者会見を行った(左から)伊藤竜馬選手、添田豪選手、錦織圭選手

 ロンドンオリンピックのテニス日本代表は27日、オリンピックパーク内のメーンプレスセンターで会見を行いました。村上武資監督以下、錦織圭選手、添田豪選手、伊藤竜馬選手の4人が出席し、大会への抱負などを話しました。

錦織選手 4日前にロンドンに入ったんですが、かなり気持ちも高ぶってきて、オリンピックの雰囲気を肌で感じています。もちろん緊張やプレッシャーもありますけど、それと同時に気持ちが高ぶります。前回北京オリンピックでもプレーしましたが、悔しい1回戦負けでした。今回のロンドンオリンピックではもちろんメダルを目指して、悔いのないように、今の自分の実力をすべて出せるように、もう一日調整して頑張りたいと思います。

添田選手 オリンピック出場が決まってからこの日を楽しみにしていました。けがなく迎えられたのも良かったです。1回戦からシングルス、ダブルス共に厳しい戦いが待っていますけど、自分のベストを尽くして1回戦からすべてを出し切る気持ちで戦いたいと思います。シングルス、ダブルス共に初戦突破を目指して頑張っていきます。

伊藤選手 オリンピックに出場するのは初めてですが、非常に緊張感も高まって、なおかつ楽しみにしている部分もあります。オリンピックは何が起こるか分かりません。昨日サッカー男子日本代表が勝ったようにミラクルを起こせるように頑張っていきたいです。

――シングルス、ダブルスの対戦相手の感想、どう戦いたいかを教えてください。

錦織選手 (バーナード・トミック選手/オーストラリアとは)初めての対戦なので正直どうなるか分からないです。彼はこの芝(ウィンブルドン)でいい成績を残していて、第一印象はサーブがいいので、自分のリターンゲームをどう返すかが重要になってくると思います。ストロークではガンガン打ってくるタイプではないと思うので、コートを大きく使って攻めていければいいかなと思います。

添田選手 バグダティス選手(キプロス)は僕と同じ世代で、ジュニアのときからトップにいた選手です。追いかける立場で、目標にしていた選手でもあります。実際プロになってからも全豪オープンで準優勝、ウィンブルドンでもベスト4にも入ってますし、経験もあって実力もある選手なので、僕自身はチャレンジして思い切りぶつかっていきたいと思います。試合は3セットなので序盤から勢いよくいきたいと思います。彼の早いペースについていけるように序盤から100%でいきたいと思います。

伊藤選手 ラオニチ選手(カナダ)と対戦することになって、彼はサービスを武器にプレーしてくると思います。自分のリターンゲームではそうチャンスは来ないと思うんですが、まずは自分のサービスゲームをキープする作戦を立てて、タイブレークに持って行って、そこから勝負したいと思っています。何が起こるか分からないので、1つでもチャンスをつかんで勝てるように頑張ります。

錦織、オリンピックは「日本人としての誇りを持って戦える場」
錦織圭選手

――オリンピックで何を一番大切にして戦っていきたいですか?

錦織選手 デビスカップとも違いますし、個人戦とは確実に違う雰囲気だったりするのを感じるのがオリンピックの舞台なので、前回プレーした時にもすごい直前になってプレッシャーや重みを感じてしまいました。日本人として誇りを持って戦える場がオリンピックだと思うので、悔いのないように今の実力をすべて出せるように頑張りたいです。

添田選手 オリンピック出場が決まってから、知り合いや友達から祝福のメールをいただいて、オリンピックの注目度の高さをあらためて感じました。そういう人たちの期待、サポートというのを常に感じて準備していきたいと思います。個人戦ですが、国を背負う、周りのサポートへの気持ちを持ちながら戦っていきたいと思います。個人戦でありながら、みんなから見守られているという気持ちを大切にして試合に臨みたいと思います。

伊藤選手 出場が決まって自分も祝福の言葉とかメールをいただいて、反響のすごさに驚きました。本当にオリンピックというのはすごいことだなとあらためて実感しました。いろんな選手、いろんな人たちが応援してくれるので、その人たちへの感謝を込めてプレーしたいし、感動とか勇気を与えられたらといいと思います。まずは自分を信じてやることが大事だと思うので、そこをしっかりやりたいです。

――ダブルスについて、自分たちのペアの強みと、初戦で北京オリンピックの金メダリスト(フェデラー・ワウリンカ組/スイス)と対戦することへの意気込みをお願いします。

錦織選手 (添田選手と)組んだ回数こそ少ないですが、長い間、3〜4年前から組んでいる仲で、お互いに信頼をしている部分も多くあります。もちろん1回戦がタフな相手なのは間違いないのですが、この大舞台でそんな選手とやれるという喜びを持って全力でプレーしたいです。

添田選手 (錦織)圭の良い部分ももちろん知ってますし、ダブルスなのでそこを引き出していきたいと思います。自分自身も彼から(良いところを)引き出してもらえると思うので、信頼関係もありますし大丈夫だと思います。対戦相手はフェデラーとワウリンカに決まりましたが、もちろんビッグネームで緊張もすると思うんですけど、あまり考えすぎずに、フェデラーだからといってリスペクトしすぎず、やることだけを意識してやりたいと思います。

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