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2008.08.13 オリンピック

【柔道】金メダルの谷本歩実選手に団長賞を授与

【柔道】金メダルの谷本歩実選手に団長賞を授与
福田富昭団長(左)から、谷本選手(右)に団長賞が授与された
【柔道】金メダルの谷本歩実選手に団長賞を授与
JOCジャパンハウスがあるホテルニューオータニ長富宮の中庭で記念植樹が行われた

胸がすくような鮮やかな内股で一本勝ちを収め、アテネ大会に続いて2連覇となる金メダルに輝いた柔道女子63kg級の谷本歩実選手に、13日、JOCジャパンハウス1階のメーン会場で、福田富昭日本代表選手団団長から団長賞が贈られた。多くの報道陣や、祝福する関係者、一般入場者が見守るなか、盛大な拍手で迎えられた谷本選手は、満面の笑みでコメントした。

谷本選手は「まさか自分が優勝できるとは思っていなかった。(怪我に苦しみ)一時は柔道着が着られるだろうか、畳の上に上がれるだろうかという絶望感があった」と、アテネ大会で金メダルを獲得して以降、腰椎分離症に苦しみ、あきらめの連続だったと振り返った。また、決勝戦で対戦したドコス選手(フランス)について「10年間ずっと決勝戦で争ってきたライバル。ことごとく負けてきた相手だったので、オリンピックの決勝戦で戦えたことだけでうれしかった」と語り、今後階級を変えるドゴス選手との最後の試合で勝利をおさめたことに満足していた。さらに、「みんなで獲った金メダルだと思う」と話し、支えてくれた多くの関係者や支援者に感謝の言葉を述べた。

会見のあと、谷本選手はJOCジャパンハウスのあるホテルニューオータニ長富宮の中庭で記念の植樹を行った。その後、記者会見し、「1日たってやっと実感がわいてきた。4年前は若さと勢いで獲ったメダルだったが、今回は怪我のこともあり、本当の実力が試される大会だと覚悟していた。結果にこだわらず出場して、結果が付いてきた。大きな達成感がある」と話した。今後については、「ここまで北京のためにやってきたので少し休みたい。アテネから北京までは、本当に長い道のりだった。一つひとつ(の試合結果を)つなげていって、結果ロンドンにつながったとしたら、3連覇を狙ってがんばりたいが、(2012年は)31歳なので(笑)、そこが問題」と笑いを誘った。

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