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2004.08.28 オリンピック

【陸上競技】男子マラソンの記者会見開催される

【陸上競技】男子マラソンの記者会見開催される
29日の本番への抱負を語った国近選手、油谷選手、諏訪選手(左から)

8月27日、アテネのジャパンハウスで、陸上競技男子マラソン選手の記者会見が開催された。
会見の席には、澤木啓祐チームリーダー、瀬古利彦コーチ、坂口泰コーチ、白水昭興コーチ、国近友昭選手、油谷繁選手、諏訪利成選手が参加した。

各コーチは選手の状態を次のようにコメントした
白水コーチ「諏訪選手は、やるべきことはすべて北海道でしてきた。順調に調整できている。今はあくまでも自分の力を出すこと、自分を見失わないようにアドバイスしている。このレースは諏訪選手にとってゴールではなく通過点の1つ」

坂口コーチ「油谷選手は、調子、練習共に順調。あと一歩を埋めるための努力をしてきた。持てる力を発揮すれば、結果はついてくる」

瀬古コーチ「国近選手には、少なくとも自分の持っている記録を抜いて欲しい」
澤木チームリーダーは「女子と比較するには男子は状況が違いすぎるが、本音をいえば男の意地を出して欲しいと思っている。勝負は下りきってからだろう。女子の選手では3位になったアメリカの選手の走りが参考になる」

3人の選手はこの2〜3カ月間の調整の様子やアテネを走ることへの抱負を次ぎのように話した。
諏訪選手「普通に、順調に調整できている。明後日(29日)は42.195kmを自分の体力をすべて出し切って、レ−スを投げないように走りたい」

油谷選手「フランクフルトでは軽い刺激を与えるなどの練習を順調に進めてきた。女子のレ−スを見て、あのラドクリフでさえ棄権するようなコースなら、男子でもそういうことが起こりうる。自分にもチャンスがある。世界一が勝つという方程式は成り立たない。出るからには1番、最低でも入賞を目指す」

国近選手「アテネ入りする前のフランクフルトは夏を忘れるくらいのいい気候で、冬のマラソンと同じ感覚で走れて、いい感じに仕上がっている。アテネ入りしても体調がいい。今まで何度も失敗して、やっとつかんだオリンピック出場だから、すべてを出し切って頑張る。女子のレースを見て、改めてマラソンの難しさと面白さを感じている。自分も頂点に立てるかもしれない。先頭集団に最後までついて行き、抜け出したい」

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