MENU ─ ニュース
2006.05.14 その他活動

熊本で女性スポーツフォーラム開催

5月13日(土)、「2006世界女性スポーツ会議くまもと」の併催イベント「女性スポーツフォーラム」が開催された。

熊本で女性スポーツフォーラム開催
参加者に挨拶をする幸山政史熊本市長

第1部では熊本県と熊本市が、女性がスポーツのあらゆる場面に積極的に参加することを促進する目的で宣言された「ブライトン宣言」に熊本県体育協会と熊本市体育協会が署名する式典が行なわれ、国際女性ワーキンググループ(IWG)の共同議長である小笠原悦子博士が立ち会い人となり、熊本県体育協会永野光哉会長と熊本市体育協会島永芳孝会長が署名を行なった。

第2部のパネルディスカッションでは日本オリンピック委員会の女性スポーツ専門委員会から平松純子委員長、荻原健司委員、陣内貴美子委員が登壇。コーディネーターを熊本日日新聞社の松岡繁光編集局次長が務め、「女性参加からスポーツ文化を考える」というテーマで行なわれた。

パネリストは全員オリンピック出場経験者であり、自身がスポーツを始めたきっかけについて語り、平松委員長はお母さんの勧めでフィギュアスケートを始めたこと、荻原委員はアルペンスキーヤーだったお父さんをかっこいいと思ってスキーを始めたこと、熊本県出身の陣内氏は熊本がバドミントンの盛んな地で環境に恵まれていたことから始めた、と話した。

今後女性のスポーツ参加を増やすことと継続するためには、
「一人ひとりが参加する意識を持つこと、家族の協力を得て子育て中でも活動を続けることが重要」(平松委員長)
「女性が社会に出て、スポーツに親しめる環境作りが重要」(荻原委員)
と語った。
また、陣内委員は
「家族が一緒に出かける方法を考え、みんなで楽しむことが大事。生涯続けられるスポーツがあることは人生を豊かにする」と述べた。

平松委員長は「次の世代を育て、スポーツ団体の意思決定機関に女性を登用すること、セカンドキャリアの選択肢の充実、女性スポーツへの関わり方を検討すること」と今後の課題についても述べた。松岡氏は、熊本は競技力の高い県。もっと役割分担をすれば、女性ももっとスポーツを楽しめる環境ができるだろうと結んだ。

ページをシェア

CATEGORIES & TAGS


その他活動 の最新ニュース

    最新ニュース一覧