MENU ─ ニュース
2007.12.14 お知らせ

平成19年度JOC/NF国際担当者フォーラムを開催

平成19年度JOC/NF国際担当者フォーラムを開催
約130名が参加して、活発な情報交換が行われた 写真提供:アフロスポーツ

日本オリンピック委員会(JOC)は、12月13日、来年8月に開催される北京オリンピックを前にさらなる国際力の強化を図るため、JOCの国際専門委員および役員、JOC加盟競技団体(NF)の国際担当者、JOCパートナー都市関係者など約130名の参加のもと、平成19年度JOC/NF国際担当者フォーラムを都内で開催した。

まず、JOCの木村興治理事/国際専門委員長が「来年の北京オリンピック、そして2016年東京オリンピック招致活動を行っていく中で日本の国際力向上は重要性を増している。JOC、NF、パートナー都市の国際担当者が一体となって国際的な動向について認識し合い、国際力を高めていく必要がある」と挨拶。本フォーラムの参加者を一人ひとり紹介して、各担当者が互いの認識を新たにしたあと、3つのテーマについて情報交換を行った。

最初は、海外チームによる日本国内での北京オリンピック事前合宿状況について情報交換が行われた。まずJOCの市原則之常務理事/総務委員長がJOCパートナー都市の概要と各都市との協定内容などを説明。その後、海外チームによる国内事前合宿の誘致成功例の発表が福岡県、福岡市、世界陸上選手権2007より行われた。また、その他の各パートナー都市から、それぞれ合宿誘致のための施設状況やアクセス状況など、積極的な合宿誘致の姿勢が各競技団体へプレゼンテーションされた。JOCからは、事前アンケートにより集計した海外チームからの合宿の問い合わせ状況等についての説明が行われた。

代わって東京オリンピック招致委員会から、二つ目のテーマである2016年東京オリンピック招致活動について、現在の状況と今後のスケジュールの説明が行われ、各競技団体の招致担当委員の役割説明と今後のさらなる協力が呼びかけられた。

続いてJOCの小谷実可子理事/アスリート委員長から、三つ目のテーマとして、IOCアスリート委員会委員へ立候補した陸上競技の室伏広治選手の選挙対策について説明が行われた。IOCアスリート委員は、来年の北京オリンピック開催期間中にオリンピック出場選手の投票により4名が選出される。日本は過去2回候補者を擁立しているがいずれも残念な結果となっており、今回の室伏選手の当選は悲願となっている。小谷理事は、今回から変わったルールの説明と各競技団体の協力の大切さ、室伏選手が当選するための投票のコツを紹介し、各競技団体へ日本代表選手への働きかけを要請した。

最後に、JOCの水野副会長が「チームジャパンとして力を合わせ、日本は国際競技力向上だけでなく、今後はさまざまな部分において日本の存在感(プレゼンス)を高めていかなければならない。国際担当である皆さんの協力を今後もお願いしたい」と述べて閉会した。

【参考】JOCパートナー都市
JOCでは、国際競技力向上戦略である「JOC GOLD PLAN」の大きな柱となる「強化拠点ネットワーク構想」の一環として、国際スポーツ大会や会議の開催経験を持ち、オリンピックムーブメント推進に理解を示す都市とJOCパートナー都市契約を締結。2007年12月14日現在、大阪市、長野市、福岡県、福岡市、広島市、熊本県、熊本市、東京都がJOCパートナー都市となっている。

ページをシェア

CATEGORIES & TAGS


お知らせ の最新ニュース

    最新ニュース一覧