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2017.06.29 お知らせ

東京2020大会事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関してブラジルオリンピック委員会とJOC・7自治体等が覚書を締結

東京2020大会事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関してブラジルオリンピック委員会とJOC・7自治体等が覚書を締結
ブラジルオリンピック委員会とJOCおよび7自治体等が覚書を締結した(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月25日、都内のホテルで「事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関するブラジルオリンピック委員会と日本オリンピック委員会・埼玉県・新座市・立教学院・相模原市・中央区・江東区・大田区との覚書締結式〜第32回オリンピック競技大会(2020/東京)〜」を行いました。

 この覚書は、ブラジルオリンピック委員会(BOC)が2015年2月より、東京2020大会に向けた事前トレーニングキャンプ等に関する視察を実施した結果、埼玉県の「新座市総合運動公園陸上競技場」、「立教学院新座キャンパス」、「立教学院富士見キャンパス」、神奈川県相模原市の「相模原市立総合水泳場(さがみはらグリーンプール)」、「相模原麻溝公園競技場」「相模原市立総合体育館」、東京都中央区の「中央区立豊海小学校」(一部)、同江東区の「江東区立豊洲西小学校体育館」、同大田区の「大田区総合体育館」、「大森スポーツセンター」、「大森東水辺スポーツ広場ビーチバレー場」などの施設の活用を決め、今回の覚書締結に至ったもの。具体的な内容については、今後協議される予定です。

東京2020大会事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関してブラジルオリンピック委員会とJOC・7自治体等が覚書を締結
竹田恆和JOC会長(写真:アフロスポーツ)

 まず、竹田恆和JOC会長が挨拶し、覚書締結式を迎えられた喜びを語るとともに、「関係者の皆様に心から御礼を申し上げたい」と感謝の気持ちを伝えました。また、日本とブラジルが長きにわたり深い関係にあり、柔道、サッカー、バレーボールなどスポーツの分野でも多くの交流がなされてきたことを紹介。そして、「今回締結する覚書に基づいて、各自治体や大学の皆さまが、ブラジルチームをサポートすることにより、世界で活躍するブラジル選手との温かい交流が、日本の若いアスリートや子どもたちに対して未来に向けた夢や希望を与えてくれるものと思います。そして、スポーツを通じて日本とブラジルの友好関係がさらに深まることを期待したいと思います」と述べました。

東京2020大会事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関してブラジルオリンピック委員会とJOC・7自治体等が覚書を締結
カルロス・ヌズマンBOC会長(写真:アフロスポーツ)

 次に、カルロス・ヌズマンBOC会長が登壇。「この締結式に出席できることを誇りに思っております」と喜びを表現しました。バレーボール選手として1964年の東京オリンピックに出場し、引退後も競技役員等として41度も来日した経験から、日本を「第二のふるさと」と感じているというヌズマン会長。東京2020大会では調整委員会の一員として「東京2020組織委員会に対して、2016年リオデジャネイロ大会の成功例をご紹介したいと思っています。これは日本に対して私がこれまで学んだことをお返しするチャンスだと思っています」と話しました。そして「(東京2020大会が)これまでのオリンピック史上最高のものになることは疑いようがありません。BOCを代表して、また私個人の気持ちとしても皆さまのご準備が成功裏に行われるよう、幸運をお祈りしています」とメッセージを送りました。

東京2020大会事前トレーニングキャンプ等の施設利用に関してブラジルオリンピック委員会とJOC・7自治体等が覚書を締結
アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル連邦共和国大使館特命全権大使(写真:アフロスポーツ)

 続いて、上田清司埼玉県知事、並木傑新座市長、神谷昭男立教学院理事長、加山俊夫相模原市長、矢田美英中央区長、山﨑孝明江東区長、松原忠義大田区長がそれぞれ挨拶し、覚書締結に関わった関係者へ感謝の気持ちを述べるとともに、東京2020大会でブラジル選手が最善を尽くせるようサポートすることや、これを契機にブラジルとの交流をさらに深めていく決意を語りました。

 覚書締結が行われた後、来賓を代表して駐日ブラジル連邦共和国大使館のアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ特命全権大使が登壇。ラーゴ特命全権大使は、「おもてなし」と「思いやり」は日本人とブラジル人が共有している価値観であると説明し、この言葉が実際の行動となり、レガシーになっていくこと、そして、その好例が1964年東京大会、2016年リオ大会であったと述べました。そして、「竹田会長がおっしゃられたように、日本のアスリートがリオで受けたサポートは本当に感動的なものでした。それと同じようなことが、東京2020大会でもブラジル選手たちに提供されるものと思っております」と期待を寄せました。

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