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2015.06.19 お知らせ

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
平成26年度JOCスポーツ賞表彰式(写真:フォート・キシモト)
平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
竹田恆和JOC会長(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月12日、都内で平成26年度「JOCスポーツ賞」の表彰式を行い、最優秀賞を受賞した体操競技の内村航平選手ら21人が出席しました。

 今年度の受賞者は、最優秀賞などの年度賞と女性スポーツ賞の14選手・団体。表彰式で竹田恆和JOC会長は、選手たちの長年にわたる努力をねぎらい、諦めない姿勢への賛辞を送ると、「今年も大変多くの選手を表彰することができます。選手の皆さまがこの賞を励みとして、来年のリオ・デ・ジャネイロオリンピック、2018年の平昌冬季オリンピックで好成績を残し、その先の2020年東京オリンピックで活躍していただくことを心から期待したいと思います」と、今回の受賞がさらなる飛躍へつながる事に期待を寄せました。

 また女性スポーツ賞の新設については、「今回からスポーツにおける女性の地位向上、そしてチームへの参加促進に顕著な貢献をした方、あるいは団体に対して女性スポーツ賞を贈ることになりました」と説明し、初代受賞者となった日本女子テニス連盟には「女性のテニスへの参加と社会貢献活動に大変積極的に推進してこられた」と受賞理由を語り、祝福しました。

 表彰式では、年度賞を受賞した選手たちに竹田会長から賞状、トロフィー、メダル、目録(報奨金)が、女性スポーツ賞の日本女子テニス連盟には賞状とトロフィーが贈られました。

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
最優秀賞を受賞した内村航平選手(写真:アフロスポーツ)

<出席者のコメント>

<年度賞>
【最優秀賞】
■内村航平選手(体操/体操競技)
「自分が最優秀賞でいいんだろうかと思っています。特にレスリングの方々がとてつもない(連勝)記録を残しているので(笑)。
 (今後については)オリンピックまであと1年しかありません。まだまだやることはたくさんあります。団体の金メダルが今は一番欲しいので、(メンバーが決まったら)同じ目標に向かって一致団結したチームをしっかりとつくっていきたいと思います」

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
(左から)早川賢一選手、菊池彩花選手、木美帆選手(写真:フォート・キシモト、アフロスポーツ)

【優秀賞】
■トマス杯男子日本代表チーム(バドミントン)
・早川賢一選手
「(代表チームの仲間は)上下関係というよりも、お互いに世界一を目指して頑張っていくという良い雰囲気、目標を持ったチームメイトでした。
 今回は団体で世界一になれましたが、オリンピックは個人種目のみです。しっかりと個人で良い色のメダルが獲れるように、日本のバドミントンチームで頑張っていきたいと思います」


■女子チームパシュート(スケート/スピードスケート)
・菊池彩花選手
「スピードスケートはオランダの国技なので、観客の方々もすごく盛り上がっていました。そのなかで(オランダに)勝ったのは、私たちにとってすごく意味のある勝利でした。ただ、本当の実力ではまだまだ歯が立たないレベルにいます。個人個人のレベルを上げて、平昌冬季オリンピックではメダルを狙えるレベルにまずは上がること、そして勝てるように頑張っていきたいと思います」

・木美帆選手
「(きん差の勝利だったが)前半はオランダがすごいスピードで周っていましたが、後半になるにつれて差がだんだんと縮まっているのが分かりました。(今後の目標は)個々のレベルを上げることが大前提ですが、今回の大会で日本の良さ、戦略が強みということも分かったので、そういったところも気が付いていけるような年月を過ごしていきたいと思います」

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
(左から)野田朱美日本サッカー協会女子委員長、鬼塚雅選手、近藤亜美選手(写真:アフロスポーツ、フォート・キシモト)

【新人賞】
■U-17女子日本代表チーム(サッカー)
・野田朱美日本サッカー協会女子委員長
「私たち日本サッカー協会は、『強化、育成、指導者』を三位一体に掲げて、代表の強化、底上げに長年取り組んできました。この優勝は、これまでやってきたかいがあったことを示してくれました。(1996年アトランタオリンピックに出場した私と高倉麻子監督をはじめワールドカップ出場経験のある)経験者たちが努力をしてしっかりと支えたということも、ひとつの大きな発展であり、結果につながったと思います」

■鬼塚雅選手(スキー/スノーボード)
「(高得点での優勝だったが)その時(世界選手権)は、世界中の女子で誰もやったことのない技をやって優勝することができたので、点数が上がりました。平昌冬季オリンピックでは、スロープスタイルと(追加される)ビッグエアの2つでメダルを獲れたら良いなと思っています」

■近藤亜美選手(柔道)
「(世界選手権での優勝は)出場自体も初で、まさか勝てるとは思いませんでした。(所属チームの先輩からは)本当にたくさんのことを学んでいて、高校時代と比べたら、本当に技術も向上していると思います。(優勝したことで)今後は相手から研究されて、自分の思っていた技がかからなくなるということがあると思います。そこがこれからの課題です」

平成26年度「JOCスポーツ賞」表彰式を開催
(左から)小野塚彩那選手、伊調馨選手、飯田藍会長(写真:アフロスポーツ、フォート・キシモト)

【特別功労賞】
■小野塚彩那選手(スキー/フリースタイル)
「今季はワールドカップの総合優勝と、Xゲームのメダルを獲ることを目標に掲げていました。(それはやり遂げたんですね?)そうですね。次のシーズンは世界選手権やオリンピックがなく、一番時間が使える良いシーズンだと思います。総合優勝をもう一度目標にするのと、Xゲームの金メダルをまだ1つも獲っていないので、それを目標に頑張っていきたいと思います」


【特別栄誉賞】
■伊調馨選手(レスリング)
「(リオ・デ・ジャネイロオリンピックでの)4連覇はうっすらとした目標ではありますが、それよりも中身にこだわりたいです。せっかくこのような栄誉ある賞をいただいたので、賞に恥じないように、これからもますますレスリングという競技に取り組んでいけたらいいなと思います。できないこともやりたいこともたくさんあるので、練習します」

<女性スポーツ賞>
■日本女子テニス連盟
・飯田藍会長
「今回は『社会貢献』ということで(受賞)させていただきました。活動を評価いただき、誠にありがたいと思っております。(今後は)日本のテニス選手にメダルを獲っていただくような土壌づくりを、私たちも頑張ってサポートしていきたいと思っております」

※受賞者一覧は関連リンクをご参照下さい

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