1月17日から27日まで11日間にわたりイタリア・トリノで開催される、第23回ユニバーシアード冬季競技大会(2007/トリノ)に参加する日本代表選手団の出発式が、1月12日、午前8時30分から東京都内のホテルで行われた。
大会には約50の国と地域から2000名以上の選手・役員が参加し、スキー、スケート、アイスホッケー、バイアスロン、カーリングの5競技72種目が実施される。また、今大会では公開競技としてフィギュアスケートのシンクロナイズドが行われる。
出発式では冒頭、林務JOC副会長が「日本の代表として誇りと自信を持って競技に臨んでいただきたい。日頃の力を十分に発揮しこの大会で立派な成績を収め、その勢いを2010年にカナダ・バンクーバーで開催される冬季オリンピックに繋げ、世界に飛躍することを願っている」と挨拶。
次に福田富昭JOC選手強化本部長が「まず勝利するという固い決意と意志のもとに戦っていただきたい。チームジャパンとして一体となり、心をひとつにして皆で協力して戦い、そして勝利を勝ち取るという気持ちで大会に臨んでもらいたい」と激励した。
続いて松下三郎日本ユニバーシアード委員会委員長が「前回のインスブルック冬季大会を上回る成績を期待している。コーチにはチームジャパンという自覚を持ち、選手が万全のコンディションで競技に臨めるよう準備をお願いする」と選手、関係者に激励の言葉を贈った。
最後に挨拶した早田卓次団長は「いずれの競技も厳しい戦いが予想されるが、全力を尽くして大会に参加することをお誓いする」。そして選手たちへは「ユニバーシアード大会には大きな使命がある。柔軟で希望に満ちた若人の視点で、開催国イタリアの歴史文化に触れ、各国選手と交流を深め21世紀の世界平和に寄与するという大会の意義をしっかりと確認していただきたい」と言葉を贈った。
出発式を終えた日本代表選手団は同日、成田空港からイタリアへと向かった。
なお、今大会の主将はアルペン・スキーの湯淺直樹選手、旗手はカーリングの寺田桜子選手が務める。
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