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2022.11.01 キャリア支援

アスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」:キャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」を実施

アスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」:キャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」を実施
キャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」を実施

 日本オリンピック委員会(JOC)は10月20日、JOCキャリアアカデミーキャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」をオンラインで開催しました。

 このセミナーは、トップアスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」の一環として実施。今回のセミナーでは、業界研究の一環として、デジタルメディアの現状をテーマにJOC強化指定選手・強化スタッフ21名が参加しました。

 はじめに、中村祐樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが「キャリアデザインのすすめ」と題した講義を行い、「状態や結果にフォーカスするのではなく、自らデザインする力、姿勢、取り組むプロセスに力点をおきたいと思っています。また、アスリートは引退後の方が長いと言われております。それだけに一般の人よりもキャリアデザイン力というのが必要になります」と述べ、「キャリアデザイン力を磨くためにはいろいろな情報にアンテナを立てることが非常に大事かと思いますので一つでも多くのことを持ち帰っていただけたらと思います」とアドバイスしました。

アスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」:キャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」を実施
株式会社グライダーアソシエイツで役員を務める元Jリーガ―の谷川烈さん
アスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」:キャリアデザインセミナー「デジタルメディアの仕事」を実施
アスナビNEXTを通じて株式会社グライダーアソシエイツに入社した酒井裕唯さん

 本セミナーは2部構成で行われ、第1部は「デジタルメディアの仕事について」として、株式会社グライダーアソシエイツで役員を務める元Jリーガ―の谷川烈さんと、2010年バンクーバーオリンピック、2014年ソチオリンピックに出場し、アスナビNEXTを通じて入社した酒井裕唯さんが講師を務めました。谷川さんはまず、昨今のメディア業界の動向や各媒体のメリット・デメリットやサービス内容について参加者に質問を投げかけながら説明しました。その後、サッカー選手時代の経験が生きている点として『覚えてもらえること』、『やりきる力』、『チームビルディング』の3つを挙げ、中でも現役時代の監督、コーチから教わったことを役員となった現在でも心掛けていると述べました。

 第2部は「競技で培った力を今の仕事にどう生かしているか」として、酒井さんが営業職としての業務内容や仕事のやりがいを説明し、会社には様々な部署や業務内容があることを伝えました。他社から転職し、初めてのIT業界であり営業職だったことを振り返り、「経験値が0からのスタートでした。新しい知識を一から構築していかなければならなかったことが一番大変だった」と語りました。また、スケートの経験が生きている点として、『集中力』、『まずは挑戦してみる姿勢』、『目標達成意欲』の3つを挙げ、実際にビジネスの場面で発揮した事例を紹介しました。そして最後に「競技生活で培ったことが今の仕事にどう生きているのかを改めて認識することができて、とても良い経験ができたと感じています。私の話で皆さんも何か生かせるイメージができればいいなと思います」とメッセージを贈りました。

 最後に、参加者からの質疑応答を行い、本セミナーを締めくくりました。

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