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2022.07.14 選手強化

TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施

TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式(写真:フォート・キシモト)
TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
山下泰裕JOC会長(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2022年6月23日、TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を行いました。
 認定式にはTEAM JAPANシンボルアスリート、TEAM JAPANネクストシンボルアスリートのうち、大会に出場している選手らを除くシンボルアスリート9名、ネクストシンボルアスリート12名が出席しました。

 式に先立ち、開会の挨拶に立った山下泰裕JOC会長は、これまで高い競技力と人間力を兼ね備えたアスリートをJOCシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリートとして認定してきたことに加え、今回スポーツを切り口にJOCとともに社会課題の解決に取り組むアスリートを『TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート』として認定することを伝えました。さらに、「TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリートは憧れられるアスリートの象徴であり日本のスポーツ界のシンボルであることに誇りを持ち、今後もそれぞれの夢や可能性、そして限界に挑戦し続けていただきたい。また、その姿が国民の皆様に、夢や感動、希望、誇りを感じていただけると信じております」とメッセージを送りました。加えて、「JOCではアスリートファーストを大きな柱に掲げており、今後より一層、選手の皆さんが世界の頂点を目指してトレーニングに専念できるよう、関係する競技団体と連携を深めながら取り組んでまいります」と述べました。

 続いて、星野一朗JOC専務理事による概要説明の後、TEAM JAPANネクストシンボルアスリート認定式が執り行われ、12名のネクストシンボルアスリートが登壇。ステージでは、上野優佳選手(フェンシング)や河辺愛菜選手(スケート・フィギュアスケート)、柳田大輝選手(陸上競技)や北園丈琉選手(体操競技)に今の気持ちや今後の意気込みなどをインタビューしました。
 続けて執り行われた、TEAM JAPANシンボルアスリート認定式では、9名のシンボルアスリートが登壇し、今の気持ちや今後の目標、オリンピックのことやアスリートの活動、ネクストシンボルアスリートへのメッセージなどコメントしました。

TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
上から渡部暁斗選手、橋本大輝選手(写真:フォート・キシモト)
TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
上から小平奈緒選手、金城梨紗子選手(写真:フォート・キシモト)

<今の気持ちや今後の目標>

・渡部暁斗選手(スキー・ノルディック複合)
「シンボルアスリートに再び選んでいただいて、本当に嬉しく思います。コロナ禍においては色々なモノのありかたが再考されて、スポーツ界においても色々と考えさせられることがありました。TEAM JAPANシンボルアスリートとして心機一転、スポーツの価値というものをさらに高めていけるように頑張りたいと思います」

・橋本大輝選手(体操・体操競技)
「選ばれたことを光栄に思っています。これからはTEAM JAPANシンボルアスリートとして体操競技の普及、そして、スポーツ界を盛り上げていけるよう活動していきますので、よろしくお願いします。ありがとうございました」

・小平奈緒選手(スケート・スピードスケート)
「シンボルアスリートとして継続して認めていただけること、とてもありがたく思っております。私自身、10月の大会を最後に競技人生から退くことを決めたのですが、中途半端な気持ちではなく、本気で最後の大会に臨みたいと思っております。また大会後も燃え尽きることなく、人としての魅力に磨きをかけ続けられる存在でいられたらなと思っております」


<オリンピックやアスリートの活動>

・金城梨紗子選手(レスリング)
「オリンピックはやっぱり競技をやっている上で、私の中では一番の大きな目標でしたので、コロナの中で大変な状況ではあったのですが、なんとか皆様のおかげでオリンピックという舞台を用意して頂き、連覇を成し遂げることができ、本当に特別な大会になったと思います。また、私は先月子供を出産したのですが、母になったアスリートとして、女性の働きやすい環境づくりにも貢献できたらと考えるきっかけになりました」

TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
上から、見延和靖選手、阿部詩選手(写真:フォート・キシモト)
TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
上から宇野昌磨選手、阿部一二三選手(写真:フォート・キシモト)

・見延和靖選手(フェンシング)
「私は今年1月から、折れ剣再生プロジェクトをスタートさせておりまして、今までゴミとして捨てられていたフェンシングの剣を再利用して、包丁やメダルの制作などしています。今後、他の競技の道具であったり、シンボルアスリートとしても積極的に社会課題の解決に取り組んでいきたいなと思っています」

・阿部詩選手(柔道)
「東京オリンピックは私にとって初めてのオリンピックの舞台だったのですが、実際にオリンピックに立つことができた時は、本当に自分自身の夢が叶ったという喜びでいっぱいでした。また、周りのサポートや応援の大きさをすごく感じたオリンピックだったなと思います」

<ネクストシンボルアスリートへのメッセージ>

・宇野昌磨選手(スケート・フィギュアスケート)
「僕もネクストシンボルアスリートだった頃、先輩たちのようになりたい思いで続けてきました。どうしてもうまくいかない時もありますが、たくさんの試合を終えてみて、いい試合だった時より悪かった試合のほうが自分にとってプラスになることが多かったと感じます。もし、これから失敗することがあっても、そこからたくさんの学びを得て、いい失敗だったと思えるように頑張ってほしいと思います。僕も頑張ります」

・阿部一二三選手(柔道)
「僕自身もネクストシンボルアスリートからシンボルアスリートになったのですが、自分自身の中でしっかり夢や目標を思って、そこに向けた努力を続けることで、目標を達成することや夢を叶えることできると思っているので、僕自身もさらに頑張っていきたいと思っていますので、ネクストシンボルアスリートのみなさんも頑張ってください」

TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
上野由岐子選手(写真:フォート・キシモト)
TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式を実施
イラストレーター田村大さんからイラストの贈呈(写真:フォート・キシモト)

<インタビュアーの質問/ビデオレター>

・上野由岐子選手(ソフトボール)
「競技人生を長く続ける上で一番に大事なことはお互いに助け合う仲間がいることだと思います。そして、私自身ソフトボールが大好きで、プレーすることを楽しめること、国内だけでなく海外でもたくさんの経験を重ねて、さらに上手くなりたいと思う気持ちを持ち続けることが、競技を長く続ける秘訣ではないかと思います」

・石川祐希選手(バレーボール)
「こうして素晴らしいアスリートの皆さんと共にTEAM JAPANシンボルアスリートとして活動できることを光栄に思い、わくわくしています。これまで自分が培ってきた経験や、スポーツを愛する仲間、社会とのつながりを大事にし、一人の人間としてアスリートとして高みを目指して成長していきます(ビデオメッセージ)」

 それから選手たちへの特別プレゼントとして、世界を舞台に活躍されているイラストレーター田村大さんが登壇し、TEAM JAPANシンボルアスリートの姿を描いたイラスト原画の贈呈が行われました。選手を代表して受け取った上野選手は「大会時の感情や思いが再び蘇るような躍動感、リアリティのある素晴らしい絵だと感じています。また、絵を見ることで、あの時、あの場面でどういう思いだったか再確認できて、さらにもっともっと頑張らないといけない気持ちになりました」と喜びを伝えました。

最後にシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート、JOC役員、スポンサーによるフォトセッションが行われました。


■TEAM JAPANシンボルアスリート
・サニブラウン アブデル ハキーム(陸上競技)
・渡部 暁斗(スキー/ノルディック複合)
・石川 祐希(バレーボール)
・橋本 大輝(体操/体操競技)
・小平 奈緒(スケート/スピードスケート)
・髙木 美帆(スケート/スピードスケート)
・宇野 昌磨(スケート/フィギュアスケート)
・金城 梨紗子(レスリング)
・見延 和靖(フェンシング)
・阿部 一二三(柔道)
・阿部 詩(柔道)
・上野 由岐子(ソフトボール)
・桃田 賢斗(バドミントン)

■TEAM JAPANネクストシンボルアスリート
・柳田 大輝(陸上競技)
・本多 灯(水泳/競泳)
・北園 丈琉(体操/体操競技)
・東藤 なな子(バスケットボール)
・河辺 愛菜(スケート/フィギュアスケート)
・森重 航(スケート/スピードスケート)
・伊藤 麻琴(アイスホッケー)
・藤波 朱理(レスリング)
・木原 美悠(卓球)
・古賀 若菜(柔道)
・上野 優佳(フェンシング)
・郡司 莉子(バドミントン)
・平野 優芽(ラグビーフットボール)
・谷井 菜月(スポーツクライミング)
・小林 誠也(リュージュ)
・青木 勇貴斗(スケートボード)

■TEAM JAPANシンボルアスリートについて
TEAM JAPANを代表する存在であり、高い競技力と人間力を持ち、誰もが憧れる象徴として、JOCが認定するアスリート。JOCのオリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に積極的に協力し、スポーツの価値を社会に伝える役割を担う。

■TEAM JAPANネクストシンボルアスリートについて
次世代の日本スポーツ界を代表する存在として、JOCが認定する若手アスリート。JOCのオリンピック・ムーブメント推進事業及びマーケティング活動に積極的に協力することを通じて、次期シンボルアスリートとして、TEAM JAPANをけん引する存在となることを目指す。

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