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2022.07.04 その他活動

「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」が開講

「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」の開講式が行われた(写真:(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月17日、Japan Sport Olympic Squareで「令和4年度JOC国際人養成アカデミー(JISLA)」の開講式を行いました。このアカデミーは、競技力向上につながる組織、人、財政などにおける国際力の強化を見据え、将来JOCやJOC加盟競技団体を代表し、国際スポーツ組織等の政策決定過程に関与できる、あるいは国際的な折衝において活躍できる人材の育成を目的としています。
過去11年間のうち、315名の方がこのコースを受講し、うち82名の方がIF(国際競技連盟)、43名の方がAF(アジア競技連盟)でポジションを得ました。
また、昨年の東京2020オリンピック・パラリンピック競技においては、多くの修了生が競技運営ディレクターやテクニカルマネージャーとして活躍しました。
 12年目となる今年度のアカデミーは、21の国内競技団体(NF)等から推薦された 計29名が受講。オンライン併用のもと、開講式には受講生とアカデミーのスクールマスターやティーチングアシスタントらが参加しました。

「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
横井裕JOC国際委員会委員長(写真:フォート・キシモト)

 最初に主催者を代表して、横井裕JOC国際委員会 委員長が挨拶に立ち、受講生に対し、熱いメッセージを送りました。

横井裕JOC国際委員会 委員長
「ここにいる皆様は、いろいろな経歴を持ちながら各NFで活躍をされ、期待を背負ってここにいらっしゃると思いますが、このコースに参加して勉強するメンバーは今後得難い仲間になると思います。
また、ここでは日本の中で準備できる最高のカリキュラム、最高の講師陣によって必要なクラスが提供されます。
そして、これまで皆様がNFで培ってこられた経験をさらに生かせる大きな舞台を世界に求めることも可能になると思います。そういう意味では、このコースは皆様の人生を大きく広げるチャンスになると思います。
今後、何かの分野において傑出し、卓越したものをスキルとして得られるよう、是非、心の中で準備していただければと思います。
そして、どこに行っても“あいつ、やっぱりいいやつだよね”って周りに思われることもすごく大事なことです。それらを備えられれば世界中、どこに行っても仕事ができると思います。それは皆様のこれからの人生をより豊かにしてくれるのではないか、と思います」

「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
大塚眞一郎 ワールドトライアスロン副会長(写真:フォート・キシモト)

 次に今年度のアカデミーの運営、企画、進行を中心として行うスクールマスター3名が紹介され、代表して大塚眞一郎 ワールドトライアスロン副会長が受講生に向けたメッセージを述べました。

大塚眞一郎 ワールドトライアスロン副会長
「国際人養成アカデミー12期目を迎えますが、当初はこれからのJOCの国際部門をどのように作り上げていくかというテーマのもと、このアカデミーが立ち上がりました。
この国際人養成アカデミーも2013年に東京2020大会を勝ち取ってから徐々に、世界にあるいろいろなポジションに目を向け、それらを幅広く取りにいこうという方向性で発展させてきました。
その結果、このアカデミーの修了生から、多くの方がIF・AFに関わっているという素晴らしい成果に繋がったと思っております。
今年度は、過去に受講生がいなかったゴルフ協会からも初めてご参加いただくことができ、多くの競技団体の中から21団体の仲間と今日から一緒に学んでいくことになります。
皆様が学んでいく中で、競技団体が持つべき国際戦略とは何かを、ぜひ話し合っていただきたいなと思います。プロジェクトの最後には、皆様がこれからどのようなロードマップを描き、国際スポーツ界にどのように旅立つか、ということを質問させていただくことになりますので、11月までにそれをしっかりと作り上げていただきたいと思います。
素晴らしい授業内容とハードな英語の授業がありますが、挫けることなく、全員に今期の卒業を目指していただきたいと思っております」

「令和4年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
ガイダンスでは自己紹介アクティビティが行われました(写真:フォート・キシモト)

 今年度からJISLA修了生から受講生をサポートするティーチングアシストの6名が選出され、先輩方から受講生に対し、激励とエールが送られました。
 続いて、アドバイザーや事務局メンバーが紹介され、今年度の受講生29名全員の自己紹介が行われ、和やかな雰囲気で開講式が執り行われました。

 アカデミーは週末を中心に全8週間の過程で行われます。受講生たちは国際スポーツ界で活躍するために必要な知見に関する講義を受けるほか、プレゼンテーション、ネゴシエーションなどのコミュニケーション方法を英語で学び、最後にアセスメント(修了試験)を受験。各カリキュラムを通じて、国際力向上を目指します。

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