スポーツのあらゆる分野で顕著な功績をあげた個人、団体に贈られる「2011毎日スポーツ人賞」の表彰式が20日、都内で行われ、日本体育協会と日本オリンピック委員会(JOC)が団体賞を受賞しました。
明治44年(1911年)、東京高等師範学校(現・筑波大)校長であり、講道館の創始者である嘉納治五郎によって前身の大日本体育協会として創立された両団体は、今年創立100周年を迎えました。この100年間、国民への体育の重要性喚起やスポーツの普及・振興に寄与し、オリンピック競技大会を3度日本に招致、またJOCは1989年の独立後、国際競技力の向上やオリンピック競技大会への選手派遣、オリンピック・ムーブメントの発展に尽力し、日本のスポーツ文化の向上に大きく貢献してきたことが評価され、受賞に至りました。
表彰式に出席した市原則之JOC副会長兼専務理事は、「今年はスポーツ界にとって記念すべき年になりました。100周年を迎えるにあたり、スポーツが生み出す力は国益に値するとして、国によってスポーツ基本法が成立されました。また来年のロンドンオリンピックは、日本が初めてオリンピックに選手を派遣した1912年の第5回ストックホルム大会から、ちょうど100年目にあたります。節目となるロンドンオリンピックで優秀な成績を収めて日本に感動を与え、それを2020年の東京オリンピック招致につなげ、日本が復興した姿を世界の人々に見ていただきたいと思います」と挨拶しました。
▼「2011 毎日スポーツ人賞」受賞者一覧
◎グランプリ
・サッカー女子ワールドカップドイツ大会日本代表チーム
◎部門賞
・個人賞:室伏広治(陸上競技)
・団体賞:日本体育協会と日本オリンピック委員会
・文化賞:浅香山親方(元大関・魁皇)
◎特別賞
・創志学園高等学校 硬式野球部
・松山英樹(ゴルフ)
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