8月19日に現役引退を発表したシンボルアスリートでリオデジャネイロオリンピックのバドミントン女子ダブルス金メダリストである髙橋礼華選手が27日、松友美佐紀選手とともに山下泰裕JOC会長を訪問しました。
髙橋選手は山下会長に改めて現役引退を報告。これを受けて山下会長は「楽しいことも辛いことも二人で乗り越え、様々な壁に立ち向かったこの年月には、競技人生に限らず、今後の二人の人生における『成功のエッセンス』がたくさん詰まっていると思う」と、髙橋選手と松友選手のこれまでの競技人生を称えました。そして、「リオ大会で金メダルを獲得直後、お二人が『なかなか次の目標の掲げ方、モチベーションの保ち方がつかめない』とインタビューに答えていたのを聞いた時、自分の35年前のことを思い出した。とことん自分を追い込み、非常に高い目標を達成できたからこそ、そのような気持ちになったんだと思う」と、ねぎらいの言葉をかけるとともに、第二の人生へと歩む髙橋選手に向けて「この経験を今後何かにチャレンジするための原動力にしてほしい。引退ということでまずはゆっくりしてもらって、今後も引き続きバドミントン界、スポーツ界に貢献していただきたい」と述べ、また、現役を続行する松友選手に向けては「引き続きミックスダブルスでの活躍をお祈りしています」とエールを送りました。
山下会長への報告を終えた髙橋選手は最後に、JOC事務局全体に向けて「多くの皆様の応援のおかげで、オリンピックで金メダルの獲得含め、様々な経験をさせていただくことができ、また、松友選手とともに同じ目標に向かい、ここまで頑張ってこられたことに、感謝しております。(現状)バドミントン界唯一の金メダリストとして、今後もスポーツの発展に尽力していきたいと思っているとともに、これまでの経験を活かし、新たなステージでも邁進していきたいと思っています」と挨拶。松友選手は「髙橋先輩の引退、そしてペアの解散は、寂しい気持ちもありますが、この二人だからこそ、ここまで頑張ってくることができたので、この経験を糧に今後も頑張っていきたいと思っています。引き続きご声援のほど、宜しくお願い致します」と気持ちを新たに抱負を述べました。
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