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2018.06.25 選手強化

「覚悟〜メダリストの闘い〜第3回」渡部暁斗選手が講話

「覚悟〜メダリストの闘い〜第3回」渡部暁斗選手が講話
渡部暁斗選手が「覚悟〜メダリストの闘い〜第3回」の講師を務めた(写真:アフロスポーツ)
「覚悟〜メダリストの闘い〜第3回」渡部暁斗選手が講話
東京2020大会を目指す選手、指導者が熱心に渡部選手の言葉に耳を傾けた(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月14日、オリンピック・パラリンピック強化指定選手およびその指導者を対象とした講話「覚悟〜メダリストの闘い〜第3回」を味の素ナショナルトレーニングセンターで開催しました。

 第3回の講師は、スキー・ノルディック複合ノーマルヒル個人において2014年ソチオリンピック、2018年平昌オリンピックの2大会連続で銀メダルを獲得した渡部暁斗選手。テーマである「覚悟」に沿って、渡部選手は自分自身が思う覚悟、競技に向かうにあたって大切にしていること、左肋骨の骨折を公表せずに臨んだ平昌オリンピックの舞台裏などを、東京2020大会を目指すアスリート、指導者合わせて約250名に伝えました。

 講話終了後の取材で、「スライドを作って人前で話すのは初めてなので緊張しましたね」と感想を語った渡部選手。32枚におよぶスライドは「今日の新幹線の中でも、時間ぎりぎりまで作っていました」と、3日かけて自ら作成したものであり、「僕の考え方はちょっと特殊だと思うので、どれだけ共感してもらえたかは分からないですけど、あとから送っていただけるアンケートの反応が楽しみですね」と振り返りました。

 一方、今後の講話、講演への出演に関しては「僕もまだ道半ばで、何かを分かったわけではないので、引退するまではいいかなと思います」と語ると、「引退後でしたら、もしかしたら競技生活を通して感じたことを話すことができるかもしれないですが、今の段階では僕もまだ何かを感じ取っている途中なので、その段階で人前で話をするというのはどうなのかなと思っています。“レジェンド”の領域に入ってからですね、人前で何かを語るのは」と、今は競技一本に集中していく構えを見せました。

 練習状況に関しては「もうフルタイムで夏のトレーニングを始めています。自分自身のアイデアやチーム、スタッフの方針も含めて様々な取り組みに着手しています」と明かし、「また違った4年間になりそうですね」と新たな手応えをつかんでいる様子。2022年北京冬季オリンピックでの悲願の金メダルに向けて「次はもっともっと近づけるように取り組んでいきたいですね。金メダルしか考えていません」と意気込みを話しました。

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