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2017.10.24 震災復興支援

三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート

三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」(写真:アフロスポーツ)
三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
杉本さんは「手つなぎ鬼」で笑顔(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2017年10月22日、宮城県岩沼市の岩沼市総合体育館で「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 岩沼市での開催は2年ぶり3回目となり、今回の参加オリンピアンはスキー・ノルディック複合の三ケ田礼一さん、スキー・フリースタイルの畑中みゆきさん、体操・体操競技の田中和仁さん、柔道の杉本美香さん、ボブスレーの清川卓さんの5名。岩沼市内の小学生以上の人たち90名が参加し、運動会形式のスポーツプログラムや文化プログラムで交流を深めました。

三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
清川さんは「デカパン競争」で快走!(写真:アフロスポーツ)
三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
子供たちといっしょに作戦を立てる畑中さん(写真:アフロスポーツ)

 開会式では、オリンピアンを代表して三ケ田さんが「今日は台風の影響で雨が降っていますが、雨に負けないように1日笑顔で楽しく参加してほしいです。私たちオリンピアンも思い切り皆さんと汗を流したいと思います。よろしくお願いします」と挨拶。続いて、開催地を代表として岩沼市教育委員会の百井崇教育長が「オリンピアンの皆さん、台風の中、岩沼までお越しいただきありがとうございます。今日は、国にとって大変な日(国政投票日)ですが、皆さんにとってもオリンピアンと一緒に体を動かせるという、またとない1日になります。この1日が後々にとても大きな1日になるかもしれません。ケガのないように運動してください」と参加者に呼びかけました。

「おらほのラヂオ体操」で準備体操した後、スポーツプログラムでは「手つなぎ鬼」「デカパン競争」「輪・和になろう」「5色玉入れ」の4種目を実施。オリンピアンがチームリーダーとしてチームを引っ張り、参加者もオリンピアンと一体となり優勝を目指しました。

三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
「輪・和になろう」でフープをくぐる三ケ田さん(写真:アフロスポーツ)
三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
「5色玉入れ」で玉を数える田中さん(写真:アフロスポーツ)

 スポーツプログラム終了後は、全員で記念撮影と「花は咲く」の合唱。続いて、文化プログラム「オリンピアンとのQ&A」では、参加者から様々な質問が寄せられました。その中で田中さんは「今練習している技が、たとえできなかったとしても、諦めずにこつこつと練習を続ければできるようになります。諦めずに努力を続けることが大切」とアドバイスを参加者に送りました。

 閉会セレモニーでは、オリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を杉本さんが紹介。「岩沼」から次の会場である「会津若松」へつなげることを伝えました。
 最後のオリンピアン全員からの挨拶では、畑中さんが「失敗を恐れない気持ちを持ってほしいです。失敗を恐れてしまうとプレーが消極的になってしまいます。失敗してもいいから積極的に何事も行うことが大切です。失敗を恐れずに挑戦し続けることで道が開けていきます。頑張ってください」とメッセージ。また、田中さんは「スポーツもほかのこともそうだけれども、大きな夢をもって、志高く、目の前の目標に向かって頑張ってください」と述べ、杉本さんは「スポーツでもなんでも、一生懸命にやっている人は必ず応援してくれる人が出てきます。ですから、何かを行うときは精一杯頑張ってください。失敗してもいいです。その分また頑張ればいいのです。また、会えることを楽しみにしています」と一生懸命に頑張ることの大切さを伝え、再び岩沼市を訪れることを誓いました。

三ケ田礼一さん、田中和仁さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 岩沼」レポート
サイン会などで最後まで交流を楽しんだ(写真:アフロスポーツ)

 閉会セレモニー後は、、オリンピアンが参加者を見送るハイタッチとサイン会。その際、三ケ田さんはアルベールビルオリンピックの金メダル、田中さんと杉本さんはロンドンオリンピックの銀メダルを披露し、ひとり一人と握手を交わし、またコミュニケーションを深めるなど、最後まで交流を楽しみました。

 なお、今回の被災地視察はフェスタ実施前に行われ、オリンピアンたちは震災遺構として今年の4月に公開となった「仙台市荒浜小学校」と、岩沼市「千年の希望の丘」を訪問。「千年の希望の丘」では同交流センターのあらましの説明を受け、鎮魂の碑に花を手向けました。

■参加オリンピアン
・三ケ田礼一(スキー/ノルディック複合)
  1992年アルベールビルオリンピック    金メダル
  1994年リレハンメルオリンピック     出場
・畑中みゆき(スキー/フリースタイル)
  2002年ソルトレークシティーオリンピック 出場
  2006年トリノオリンピック        出場
・田中和仁(体操/体操)
  2012年ロンドンオリンピック       銀メダル
・杉本美香(柔道)
  2012年ロンドンオリンピック       銀メダル
・清川卓(ボブスレー)
  2006年トリノオリンピック        出場

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