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2004/12/06
「スポーツジャーナリストセミナー2004」開催

12月2日(木)14:00から、岸記念体育会館地下3階講堂にて、「スポーツジャーナリストセミナー2004」が財団法人日本オリンピック委員会(JOC)と日本スポーツ記者協会の主催で開催され、日本スポーツ記者協会会員、社団法人日本雑誌協会会員、JOC加盟競技団体広報担当、JOC理事ならびに事業・広報専門委員会委員が参加した。

JOC小粥義朗副会長と日本スポーツ記者協会山田雄一会長が開会の挨拶を行い、続いてJOC事業・広報専門委員会竹内浩委員が、11月15日から19日までトリノで開催された第20回オリンピック冬季競技大会(2006/トリノ)第1回メディア会議の資料等をもとに「トリノ冬季オリンピック大会の準備状況」について報告した。

-第20回オリンピック冬季競技大会(2006/トリノ)の特徴-
2006年2月10日から26日までの17日間イタリアのトリノで行われるこの大会は、7競技15種目、実施種目は84種目が予定され、新種目としてスノーボードにスノーボードクロス(男・女)、バイアスロンにマススタート15km(男子)・12.5km(女子)が加わる。

トリノ市内中心部でスケート、カーリング、アイスホッケー、山岳部でスキーの各競技が行われる。市内と山岳部を結ぶ輸送手段として用意される大型バスは、途中ウルクス(Oulx)までの運行となる。ウルクスから先は山道で、小型バスに乗り換えが必要となるため交通渋滞が予想される。また市内から山岳部のセストリエルまでは119kmあり、片道3時間15分を要する。

競技は2月11日(金)から行われるが、スキーではアルペン、ノルディック・コンバインド、スノーボードなどが日中、フリースタイル、モーグル、ボブスレーは夕方から夜、ジャンプは夜18:00から開始するプログラムが組まれている。

トリノ市街地の中でも特にメダルセレモニーが行われるメダル・プラザ周辺は細い道が多く、車両制限が行われることが予測される。多くのトリノ市民は路面電車を活用している。(ジャンプとフィギュアスケートのメダルセレモニーは競技会場で行われる)
開閉会式はサッカークラブ「トリノ」のホームスタジアムを利用。メディア関係の拠点となるメインメディアセンターは、フィアット工場跡地「リンゴット」内に設置される。

休憩を挟んでパネルディスカッション「アテネオリンピックでの報道について」が行われた。
アテネオリンピック日本代表選手団の立場として、シンクロナイズドスイミングの武田美保選手とレスリングの富山英明監督。メディアの立場として、毎日新聞社の滝口隆司氏とフジテレビジョンの渡邊信治氏。4名のパネリストが壇上に上がり、コーディネイターを竹内事業・広報専門委員が務め、次のような課題や意見が出された。

・取材される選手や役員とメディアの関係は、お互いの立場を尊重したうえでの人間対人間の付き合いとなることが好ましい。
・日本代表選手団は今後、外国のメディアを意識した記者会見や情報サービスを検討する必要がある。
・テレビと新聞(印刷媒体)のミックスゾーン取材の問題は、意識とルール作りを早くから始め、競技進行のタイムテーブルを厳密に把握するなどして取材方法を検討する必要がある。
・オリンピックを報道する上でヒューマンストーリーは必要不可欠な要素ではあるが、取材する側とされる側の信頼関係の構築が今後もいちばん重要なことといえる。

最後にJOC事業広報専門委員会櫻井孝次委員長が閉会の挨拶を行いセミナーは終了した。

アテネ大会の報道についてを話し合うパネリストの皆さん。

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