JOCは、去る3月に実施した「オリンピックに関する意識調査結果」を7月30日に公表した。調査は首都圏を中心に15歳から69歳の男女750を対象に郵送でおこなったもので、99年5月に実施して以来、2年ぶりの調査となる。
調査結果では、オリンピックの人気は不動のものであり、全体での関心度は前回の80%から10%アップの90%近くが興味・関心を示している。特に日本選手の活躍、メダルの獲得、世界の一流選手の技術に対する興味・関心が変わらずに高い。
関心のある競技では夏季は陸上、柔道、競泳とメダルにつながる好成績を上げた競技への関心が増加。シンクロとソフトボールが前回に比べて特に関心度がアップしている。ソルトレークを控える冬季では、ジャンプ、スピードスケート、フィギュアスケートが上位に上がっている。
オリンピックに関心の低い層は少ないとは言え、10代の女性と20代の男性で関心は低く前回を同じような調査結果となっている。
興味深い結果では、シドニーが時差があまりなかった状況だったこともあり、8割以上がテレビの生放送を視聴しおり、さらに自分の関心のあるプロスポーツ中継と重なった場合でも約7割がオリンピック中継を優先するという結果が出ている。
今後JOCではこの調査結果を踏まえて、事業の見直しを図っていく。
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