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「'99スポーツ・ジャーナリスト・セミナー」開催


  日本オリンピック委員会と日本スポーツ記者協会主催の「'99スポーツ・ジャーナリスト・セミナー」が9月17日、都内で行われた。同セミナーは国内のスポーツ報道におけるメディア関係者およびJOC関係者が、それぞれの立場からオリンピックとその報道に関しての意見交換を行い、相互理解を深め、オリンピック・ムーブメント推進のための協力、連携関係を強めることを目的に行われ、今年で3回目。

 シドニー・オリンピックを控えた今年は「オリンピックと報道を考える」をテーマに杉山茂氏(スポーツ・プロデューサー)の進行でパネルディスカッションが行われ、取材を受ける選手・役員の立場から宗茂(陸上競技)、細川伸二(柔道)、河野孝典(スキー)、報道するメディアの立場から佐藤次郎(東京新聞運動部長)、上田昭夫(フジテレビジョンスポーツ業務推進部専任部長)各氏が登壇した。

 取材側からは「取材で語らないことがファッションになっている傾向があるが、トップアスリートになるほど自らの言葉で語り、競技の魅力を多くの人に広める必要がある」との意見が出された。また河野氏は「人は初対面の人にそれほど多くのことを話すわけではない。マスコミの方とは合宿などから徐々に交流することができればいい」と話した。

 取材をする側と受ける側の窓口となるのは多くの場合は各競技団体の広報担当だが、メディア側から、取材申請に対して「取材を受ける、受けない」だけの判断だけではなく、このようにすれば取材が可能になると提案できるコーディネーターとしての役割が提案された。

 また、メディア側から、最近のスポーツ放送について、アスリートの競技そのものを伝えるだけで十分に素晴らしい番組になるが、タレントなどを起用してバラエティーにすることで主役がだれかわからなくなっているとの反省が出された。

 このほか、セミナーの冒頭ではIOCの猪谷千春理事が「IOCをめぐる最新情勢」について話し、今年末に向けて詰めの作業を行っているIOC改革の進行状況について話がされた。

 またこの日、国際オリンピック委員会からの正式な招請状がJOCに届き、セミナー会場で上田宗良JOC副会長に手渡された。