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メイン・アリーナ、メディア・センターが突貫工事で完成


 4月3日から18日までの農業祭「ロイヤル・イースター・ショー」で、新しいオリンピック・パーク駅と同様、関係者の注目を集めたのが、ショーグラウンドのパビリオンだ。オリンピック時のメーン通りとなるオリンピック・ブルバード挟んでオリンピック・スタジアム、アクアティックセンターなどの向い側がその位置。

 農業祭で乗馬ショーの行われたメーン・アリーナは野球会場に、牛の展示場となった建物はメディア・センターにとオリンピック時にも活用されることになるこのエリアは、デザインに2年もかけたものの、わずか15ヵ月の期間で工事は完成した。  全体にエコロジーと資源節約をモットーにしているシドニー・オリンピックだが、その意味もあって、多くの建物には電力を使った換気設備や冷暖房はない。波形にデザインされた屋根は雨天の際に速やかに排水し、屋根の一部は黒色で太陽光線を集め、館内の温度を一定に保つような工夫がされている。また、室温の上昇が予想されるが、その場合も、幕を使って屋根を吹き抜けのような仕組みにし、室温が上がれば上がるほど暑い空気は上に抜け、その分大きく開け放たれたドアから新鮮な空気がどっと入ってくるという仕掛けになっている。

 短期間に、それも予算が抑えられる中で建てられた施設は、部分的に木造の2棟を除いて、鉄筋の比較的簡素な造り。また、火災のような非常時の対処なども十分に考えた上で設計されている。