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運営予算が5億豪ドル不足?広がる不安の波


 シドニーがあるニューサウスウェールズ州政府は、1月3日、オリンピック開催には、予想よりさらに5億豪ドル(約430億円)が必要であることを表明した。

 この額は、安全維持のための警官の配備、健康管理施設、救急施設、水路や陸路などに予想していた以上のお金がかかることが明らかになったために出たもの。他の運営の各部署は予算を削られ、まら新たにどこかから多少なりとも捻出しなければならないことになる。

  当初、選手と関係者だけの予定だったフェリーを一般客も使うことになったため、現在、貨物船にしか使われていない波止場に、仮設ターミナルや、セキュリティ・フェンスなどを設置しなければならず、混乱を避けるためバスや電車に関しても多くの係員が必要となる。この誤算のため、長時間働かされることになるスタッフたちは、このままでは特別手当てなしに、オリンピック・パニックの中で仕事をこなさなければならないことになる。

  また、安全管理のために働く警官たちの残業手当ての見込みも、オリンピックに向けての警官の特別トレーニングのための費用の見込みも、今のところたたない。

  州政府のガリー・ムーア氏は、「他の部署の経費を削り、スタッフを酷使することだけではこの額をカバーするのは無理。セキュリティなどの強化は必需的なことであり、政府は新しい税制を考え出すべきだ」とコメント。

  オリンピック大臣のマイケル・ナイツ氏は、3月に正式案を発表することになるが、今のところ具体的なコメントは避けている。