ShoriIi―― KOKEンピック出場を続けてきた流れを、私の代で途絶えさせたくないという思いが本当に強かったんです。その強い気持ちを持ってチームづくりに取り組み、オリンピック最終予選ではチーム一丸となって戦うことができたと思っています。世代交代のお話がありましたが、若手とベテランのバラエティに富んだチームのように感じましたが、戦いながら手応えや課題に感じたことはありましたか。小池 北京2022冬季オリンピックが終わってからは、代表経験のない選小池詩織(アイスホッケー)いじられるキャプテン像2月に、スマイルジャパンとして4大会連続5回目のオリンピック出場を決めました。日本開催となった最終予選、チームのキャプテンとしてどのような思いで戦ったのでしょうか。小池 オリンピック最終予選が、8年ぶりに日本で開催されることになり、特別な思いがありました。北京2022冬季オリンピック後に世代交代もあった中で、私がキャプテンを任され、チームの方向性をどう決めていくかという不安もありました。これまでオリNaoki Morita/AFLO SPORTNaoki NishimuraAFLO SPORT13Road to MILANO CORTINA 2026Athletes’ Voicesミラノに咲く笑顔の花スマイルジャパンを率いて、 いざ悲願のメダルへ小池 詩織(こいけ・しおり)1993年 3 月21日生まれ。栃木県出身。 2 歳年上の兄に影響を受け、小学 2 年でアイスホッケーを始める。日光明峰高校在学時に U-18日本代表に選出され、U-18アイスホッケー U18世界選手権に出場。苫小牧駒澤大学に進学、三星ダイトーペリグリン(現:道路建設ペリグリン)に入団。2013年全日本女子アイスホッケー選手権に優勝、MVP に輝く。14年ソチ2014冬季オリンピックでオリンピック初出場。18年平昌2018冬季オリンピック、22年北京2022冬季オリンピックでともに 6 位入賞するなどオリンピック 3 大会連続出場を果たす。勤務先は日本製紙総合開発。道路建設ペリグリン所属。オリンピック 3 大会連続出場を果たしている小池詩織選手は、2025年 2 月に開催されたオリンピック最終予選ではキャプテンを務め、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック出場に大きく貢献した。オリンピックを 1 年後に控え、メダル獲得を目指してチームを牽引する小池選手の思いとは。中村聡宏=インタビュー・文 Interview&Text=NAKAMURA Akihiro
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