OLYMPIAN2024
17/36

初となる金メダルに輝いた。男子エペ団体では、加納虹輝選手・見延和靖選手・山田優選手・古俣聖選手が、連覇こそかなわなかったが銀メダルを獲得。さらに、女子フルーレ団体では、東晟良選手・上野優佳選手・宮脇花綸選手・菊池小巻選手が、女子サーブル団体では、江村美咲選手・髙嶋理紗選手・福島史帆実選手・尾㟢世梨選手が、それぞれ3位決定戦を制して銅メダルを獲得。フルーレ、エペ、サーブル3種目すべてで合計5個のメダルを獲得した。レスリングも躍動した。男子グレコローマンでは、60kg級の文田健一郎選手、77kg級の日下尚選手が、男子フリースタイルでは、57kg級の樋口黎選手、65kg級の清岡幸大郎選手が、さらに女子フリースタイルでも、53kg級の藤波朱理選手、57kg級の櫻井つぐみ選手、62kg級の元木咲良選手、76kg級の鏡優翔選手が金メダルを獲得。レスリングチーム全体で金8、銀1、銅2の計11個のメダルを手にした。TEAMJAPANは、海外で開催されたオリンピックとしてはメダル数歴代最多となる合計45(金20、銀12、銅13)個の好成績を残した。今大会、エッフェル塔にほど近いトロカデロ広場に「チャンピオンズパーク」が設けられ、今大会でメダルを獲得した多くのメダリストが観衆から大きな祝福を         受けた。パリ2024オリンピックを締めくくる閉会式は、8月11日午後9時から「スタッド・ド・フランス」で行われた。閉会式でTEAMJAPANの旗手を務めたのは、半井重幸選手と陸上競技女子やり投金メダリストの北口榛花選手。各国・地域の選手たちの入場後は、陸上競技最終種目となった女子マラソンの表彰式が行われ、その後も、大会ハイライト映像やライブ演奏など華やかなエンターテインメントショーで会場は盛り上がりを見せた。2028年ロサンゼルスオリンピックへのフラッグハンドオーバーセレモニーも、ハリウッド映画俳優のトム・クルーズさんのサプライズ登場や、さまざまなアーティストによるライブ演奏など、4年後への大きな期待感が引き継がれた。IOC(国際オリンピック委員会)バッハ会長が閉会を宣言。フランス代表選手団のレオン・マルシャン選手やテディ・リネール選手、各大陸および難民選手団の選手たちによって聖火が吹き消された。そして最後に、フランス人歌手のイゾルトさんが「マイ・ウェイ」を歌い、閉会式は終了した。8月28日開幕のパラリンピックへ、そして、4年後のロサンゼルスへ。受け継がれる期待感とともに、17日間の熱き華やかな戦いは幕を閉じた。Reuters/AFLOReuters/AFLOReuters/AFLOAP/AFLOAP/AFLO17世界各国のメダリストが祝福を受けたチャンピオンズパークレスリングからは金メダリスト8人をはじめとする合計11人のメダリストが誕生したロサンゼルス2028オリンピックに向けてトム・クルーズさんが登場閉会式でTEAM JAPANの旗手を務めた半井重幸選手と北口榛花選手

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る