OLYMPIAN2018
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いよいよ東京オリンピックまで2年。平昌オリンピック・パラリンピックでも、現地に設置された「TOKYO 2020 JAPAN HOUSE」でPRが行われていたが、大会を盛り上げるためにさまざまな取り組みが行われている。オリンピアンであり、現在は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の広報を担当する職員として活躍する伊藤華英さんに話を聞いた。26と思っています。——平昌オリンピックではどのような活動をしていたのですか。伊藤 ジャパンハウスで、日本人メダリストから東京オリンピック・パラリンピックに向けたメッセージをもらったり、パートナー企業のパビリオンで取材をしたりしていました。ジャパンハウスに多くの選手に来てもらうために、競技団体や日本オリンピック委員会(JOC)の方と連携体制を構築するのも仕事の一つ。選手たちとふれあう時には、私自身がアスリートだった経験を生かして、選手たちの将来の光になれればという思いもあります。——最近のアスリートたちと話していて感じることはありますか。伊藤 人生に対して向上心があって、未来をしっかり見ていると感じます。スピードスケートの小平奈緒さんの言葉にも感動しましたが、自分で自分のことをすごく分かっていると思いますし、素晴らしいお手本だと思います。東京2020大会をPR——東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会で、どのようなお仕事をされているのですか。伊藤 大学院の博士課程に通っていた2017年12月頃に、組織委員会の広報チームの方に声をかけていただき、私のキャリアにとっても貴重な機会になると思いお引き受けしました。広報としてPR、プランニング、エンゲージメントなどを担当しています。国民の皆さんが「自分事」としてオリンピックに参加してもらえるように色々と考えていくのがエンゲージメント。パートナー企業のオリンピックに向けた取り組みも取材して発信しています。 組織委員会には、室伏広治さん(陸上競技)、柳舘毅さん(水泳・競泳)、江上綾乃さん(水泳・シンクロナイズドスイミング※)などのオリンピアンもいらっしゃいますが、アスリート職員がもっといてもいいかもしれませんね。組織委員会、選手、競技団体などの架け橋になりたいHANAE ITO伊藤 華英オリンピックの魅力を届けるためにText/編集部 Photo/AFLO SPORT

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