OLYMPIAN2013
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20時間半くらいずっとありました。もうそこでやるしかないと思いましたし、レース展開も予想できたので、ここでしっかりやろうと思っていましたね。——瀬戸大也選手と表彰台に並んだ感想は。萩野 大也は悔しい結果になったと思いますが、これも勝負事ですから。銀メダルをとったアメリカのチェース・ケイリシュ選手も僕たちと同い年ですし、これからこの3人が400m個人メドレーを闘い続けるんだなと思いました。——200m個人メドレーはマイケル・フェルプス選手、ライアン・ロクテ選手がいて、萩野選手の大会の一番の見せ場と思っていました。萩野 スピードが出ていなかったので正直苦しかったです。最後の最後まで諦めちゃいけないというのがありましたし、ここまで来たら調子がいい悪いではなく、やり切るしかない。ブラジルの(チアゴ・)ぺレイラ選手もいて、会場はものすごい盛り上がりでしたし、その中で泳げることは喜びでしたね。——レース後、「強くなりたい」という言葉がありました。強いというのは萩野選手にとってどういう意味なんですか。萩野 勝つ選手です。速いじゃなく、強いなんですよ。オリンピックで勝つのは。 フェルプス選手はとくに強い。結局は勝っている。どんなレース展開だろうと、タッチ差であろうと、なんであろうと勝てば勝ち。全ての種目でしっかりと勝ち切るというのは強い選手が勝つのがオリンピック——朝起きて3つのメダルを見たときの気持ちは。萩野 とくにメダルを見て何かを思うことはないですけれど、自分のレースが全て終わって、4年分の全部を出し切れたのかなと素直に思います。もう4年間オリンピックは来ないもんな、とか。——400m個人メドレーはプラン通りのレース展開でしたか。萩野 平泳ぎがよくなっていました。予選の相手選手の動向を見て、ラスト100mの自由形勝負になるだろうと思っていたので、そこで競り負けないという気持ちで臨みました。とくに最後の50mを泳いでいるときはテンションが上がりました。「いける、いける!」と心の中で思いながら、絶対最後まで諦めちゃいけないと思って泳いでいました。——一番の勝因は。萩野 背泳ぎでしっかり前に出ることができたのも大きかったと思うんですが、苦手な平泳ぎがよくなって自由形につなげられたのが大きいですね。——レースの日はいけそうだなという感じがありましたか。萩野 予選が終わって決勝のレースまでは、ずっとレースのことを考えていました。昼寝をする時間はあったのですが、目だけつぶっていて意識があるという状態が2時間とか2Kosuke Haginoニッポンのエースとしての誇り萩野 公介今大会、日本代表選手団最初の金メダルは、水泳・競泳、男子400m個人メドレーの萩野公介選手だった。さらに、男子200m個人メドレーで銀、男子4×200mリレーで銅と、3つのメダルを獲得し、チームジャパンを勢いづけた萩野選手に話を聞いた。

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