OLYMPIAN2013
16/36

16 陸上競技では、男子50 km競歩で荒井広宙選手が銅メダルを獲得。荒井選手は、3着でゴールしながら進路妨害のため一度は失格の判定が下されたが、日本側の抗議で再審判。その結果、失格の判定が覆るという二転三転の末のメダル獲得となった。 男子4×100mリレーでも、チームジャパンが躍動した。1走・山縣亮太選手、2走・飯塚翔太選手、3走・桐生祥秀選手、4走・ケンブリッジ飛鳥選手と、見事なバトンパスをつないだ日本チームは、37秒60のアジア新記録を樹立した。3大会連続3冠に輝いたウサイン・ボルト選手率いるジャマイカにこそ及ばなかったものの銀メダルを獲得。日本中を興奮させ、世界中を驚かせた。 8月21日、嵐のような風雨の中、マラカナン競技場で行われた閉会式。オリンピック旗がリオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長から、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長へ、そして、東京都の小池百合子知事へと手渡され、リオデジャネイロでの熱戦は幕を閉じた。 日本代表選手団は、12年のロンドンオリンピックで獲得した38個を上回る歴代最多の41(金12、銀8、銅21)個のメダルを獲得。また、8位までの入賞は合計で88と、チームジャパンはメダルラッシュで大活躍の17日間となった。 次回のオリンピック競技大会はいよいよ20年東京で開催される。新たな熱き戦いは、4年後に向けて、もうすでに始まっている。水泳・飛込、女子10m高飛込で8位入賞の板橋美波選手。サッカー男子では、ネイマール選手率いる地元・ブラジルチームが金メダル。競泳のマイケル・フェルプス選手(アメリカ)は金5個、銀1個を獲得。これまで手にした金メダルの数は23個、通算獲得メダル数は28個に。嵐のような風雨の中行われた閉会式。17日間の熱戦に幕を下ろした。陸上競技のウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)は、男子100m、200m、4×100mリレーで3大会連続3冠の偉業を達成。アーチェリー女子団体では、林勇気選手、川中香緖里選手、永峰沙織選手が8位入賞。体操・新体操女子団体で日本チームは8位入賞。3大会ぶり4度目のオリンピック出場のバスケットボール女子は8位入賞の大健闘。

元のページ 

page 16

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です