OLYMPIAN2013
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14熱狂のリオデジャネイロチームジャパン・17日間の戦い 南米大陸初のオリンピック開催となった第31回オリンピック競技大会は、2016年8月5日から21日までブラジルのリオデジャネイロで開催された。史上最多となる206カ国・地域から1万1千人を超える選手が参加し、28競技・306種目で世界のトップアスリートたちがしのぎを削った。 8月5日に開催された開会式では、リオデジャネイロのカーニバルを再現。太陽をモチーフにした聖火台に火が灯され、熱戦の火ぶたが切られた。 日本代表選手団の弾みをつけたのは、水泳・競泳の萩野公介選手だった。男子400m個人メドレーでは決勝で日本新記録の泳ぎを見せて金メダルを獲得、同レースで銅メダルを獲得したライバル・瀬戸大也選手とともに表彰台に上がった。男子200m個人メドレーでは、今大会も含めオリンピックで23個の金メダルを獲得したレジェンド、マイケル・フェルプス選手(アメリカ)にこそ及ばなかったが銀メダルを獲得。男子4×200mリレーでも銅メダルと3つのメダルを手にした。競泳チームのキャプテンを務めた金藤理絵選手も女子200m平泳ぎで金メダルを獲得する活躍を見せた。 また、水泳・シンクロナイズドスイミングでは、デュエット、チームともに銅メダルを獲得。08年北京オリンピック以来2大会ぶりとなるメダルをつかんだ。 柔道も、連日のメダルラッシュに沸いた。男子73 kg級の大野将平選手、男子90 kg級のベイカー茉秋選手、女子70 kg級の田知本遥選手の金メダルをはじめ、銀1、銅8を加えた体操・体操競技女子団体で4位入賞を果たした日本チーム。聖火リレーアンカーは、2004年アテネオリンピック男子マラソン銅メダリスト、バンデルレイ・デ・リマ氏。Review of Rio 2016Photo:AFLO SPORT

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