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2008.10.14 イベント

「“スポーツと環境”グリーンアクションフォーラム」開催

「“スポーツと環境”グリーンアクションフォーラム」開催
参加した小学生らにサイン入りエコバックを贈呈し、記念撮影する竹田JOC会長、斉藤環境大臣、北島選手、太田選手、谷本選手(後段左から) 写真提供:アフロスポーツ(JOCオフィシャルフォトチーム)

財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は10月12日、東京・丸ノ内の丸ビルホールにて、「“スポーツと環境”グリーンアクションフォーラム」を開催した。

チーム・マイナス6%(環境省)との共催である本イベントでは、低炭素社会の実現に向けスポーツ界が果たす役割などについて、末吉竹二郎国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問、板橋一太JOCスポーツ環境専門委員会委員長、水野正人IOCスポーツと環境委員会委員によるパネルディスカッションが行われたほか、北京オリンピックのメダリストである北島康介選手(競泳)、太田雄貴選手(フェンシング)、谷本歩実選手(柔道)が、アスリートの立場から見た環境問題について語るトークセッションが行われた。

冒頭で挨拶に立った竹田恆和JOC会長は、環境はすべてのスポーツに関わる問題であり、スポーツ界はその影響力を活かして行動し、低炭素社会実現の大きな力となるべきだと語った。また、斉藤鉄夫環境大臣は、地球温暖化防止に必要な国民のライフスタイルとワークスタイルの転換に、スポーツが持つ影響力を発揮してほしいと期待を述べた。

続いて行われたパネルディスカッションでは、IOCが環境問題に取り組むようになった背景や、啓発と実践を柱とする取り組みの内容が紹介されたほか、CO2の排出を相殺する「カーボンオフセット」の考え方や、地球温暖化防止のためスポーツに求められる役割などについて、活発な議論が行われた。

トークセッションでは、3人のオリンピアンが普段実践しているエコアクションを披露したほか、「自分がもし環境大臣になったら取り組みたいテーマ」を紹介。企業が環境問題に取り組みやすくなるよう「企業との協力をさらに推進していく」という太田選手。柔道を通じた人間教育を環境教育に活かすという谷本選手。オリンピックが来るとなれば、おのずと環境のことも考える必要が出てくるので、「東京オリンピックを盛り上げる!」という北島選手。普段の生活や競技を通じて得た実感のこもったそれぞれの提案に、会場は熱心に聞き入っていた。

トークセッションではこのほかに、吉田沙保里選手(レスリング)、上村愛子選手(スキー)のビデオメッセージも上映された。

この日、会場には公募した約100名の一般参加者が来場し、イベントの模様はインターネットでも中継配信された。

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