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2008.10.21 選手強化

中山由起枝選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業

日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。

今年度の第3弾は、10月17日、東京都の国立代々木第一体育館で開催された「JOCジュニアオリンピックカップ大会/第26回全日本ジュニア新体操選手権大会」で実施。大会参加選手及びその指導者・保護者、体操関係者など約450名を対象に、北京オリンピックでクレー射撃4位入賞の中山由起枝選手が開会式終了後に講話を行った。

最初に、娘さんも新体操をしていると中山選手が打ち明けると、会場からは拍手が沸き、和やかな雰囲気で講話がスタートした。

中山由起枝選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
子供たちに笑顔で語りかける中山由起枝選手 写真提供:アフロスポーツ

中山選手は、北京オリンピックの前には2000年のシドニーオリンピックにも出場しているが、その後、しばらくの間、射撃界から離れていたことを語り、「家族やたくさんの方々の支えがあり、北京オリンピックという素晴らしい舞台に立つことができ、そして4位に入賞することができた」と、周りの人への感謝の言葉を述べた。そして、「世の中には、サポートをしてもらえない子供たちがたくさんいるので、競技ができる環境を皆さんがつくってもらっていることは、とても幸せなこと。周りの人たちに対する感謝の気持ちを大切にしてほしい」と、先輩としてのアドバイスを送った。さらに、「ハードルを一つひとつ乗り越えていくことが、夢へつながっているのだと信じて、一緒に頑張ろう」と、現役選手らしく熱く語った。

また、「コーチの指導を信じて、自分のスタイル・カラーを充分に出して、明日からの大切な試合を頑張ってほしい。そしてその先には、自分も目指しているロンドンオリンピック、そして、2016年に開催を目指している東京でのオリンピックで、この中から日本代表選手となって出場してくれることを信じている」と後輩たちへ力強くエールを送った。

講話の後、「北京オリンピックに出場した中山選手に会えて、話が聞けて良かった」と明日からの試合に向け気持ちを高揚させている選手や、「現役選手の言葉は説得力があり、選手だけでなく、指導者・保護者もモチベーションが上がった」いう体操関係者の方の声も聞かれた。

なお、次回は、11月20日に北海道名寄市で開催される、第17回日本ジュニアカーリング選手権大会で、スキー・ジャンプの船木和喜選手による講話を行う予定。

中山由起枝選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
中山由起枝選手と黒岩敏幸さんと記念撮影をする選手たち 写真提供:アフロスポーツ

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