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2008.11.26 選手強化

船木和喜選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業

船木和喜選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
荒木田理事がコーディネーターとなったインタビュー型式での講話の様子

日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。

今年度の第4弾は、11月20日、北海道名寄市の北海道立サンピラーパークで開催された「第17回JOCジュニアオリンピックカップ日本ジュニアカーリング選手権大会」で実施。大会参加選手及びその指導者・保護者、カーリング関係者など約130名を対象に、長野オリンピックのスキー・ジャンプ金メダリストである船木和喜選手が開会式終了後に講話を行った。

最初に、北京オリンピックに本部役員広報担当者として参加した荒木田裕子JOC理事から、メダリストは競技能力が高いことはもちろん、人間的にも素晴らしい人ばかりであるとの挨拶があり、続いて、船木選手のプロフィールの紹介をしながら、インタビュー形式の講話が和やかにスタートした。

初めて出場したワールドカップでいきなり優勝を飾った船木選手は、プロ意識を持たないまま世界一になったことに気がつき、自分に足りないものを埋めて行く作業を開始。海外遠征では、辞書を片手に他国の選手と積極的にコミュニケーションを行い、どうやって競技を続けているのか、スポンサーはどうやってみつけているのかなど、自分から情報収集したと語った。
「ほとんどの選手が自分自身でスポンサーを募り競技していることに驚き、ここでまた更に気持ちを切り替えるきっかけになった。一人で遠征に出ることが多いスキーやテニスなどの競技では、自分で宿泊手配をしたり、大会へのエントリーを行ったりするなど、言葉が大切。言葉を覚えて海外の選手と会話が出来るようになることで壁を超え、勝てる気持ちになる」と、世界を相手に戦う際の心構えを伝授した。また、「スランプの時はどうしているか」との問いには、「とにかく練習をやり続けること。いろんな情報が入り過ぎ、いいものを拾い過ぎて変わった練習をして軸がぶれてしまう事があるので、基礎に立ち戻り、体力作りから始めるようにしている。それは、決して後退するものではなく、更に前に進むための一歩となる」と現役選手らしい具体的なアドバイスを送った。

船木和喜選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
講話終了後、船木選手の直筆サイン入りポストカードを受取り喜ぶ選手たち

講話終了後、船木選手が長野オリンピックで獲得した金メダルを披露。また、モントリオールオリンピックのバレーボール金メダリストの荒木田JOC理事からも金メダルが披露された。また、船木選手は、この日のために直筆サイン入りの競技写真のポストカードを自ら用意。選手一人ひとりと握手をしながら手渡すと、感激した選手からは「試合前にメダルを見せてもらい、直接プレゼントをいただけたことで、モチベーションがあがった。この大会での2連覇に向け頑張りたい」と、高揚した様子で語る姿がみられたほか、指導者の方からは「現役選手の言葉は説得力があり、選手たちが素直に話の内容を受け止めてくれたことが収穫だった」という声も聞かれた。

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