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2008.07.03 オリンピック

選手村を体感!ナショナルトレーニングセンター「オリンピックメニューフェア」を実施

選手村を体感!ナショナルトレーニングセンター「オリンピックメニューフェア」を実施
選手村で提供される食材を紹介
選手村を体感!ナショナルトレーニングセンター「オリンピックメニューフェア」を実施
「オリンピックメニューフェア」はJOC初の試み

日本オリンピック委員会(JOC)では、東京都北区のナショナルトレーニングセンター(NTC) の栄養管理食堂「SAKURA Dining」において、北京オリンピック日本代表選手団に選手村のメインダイニングで提供されるメニューをあらかじめ体験してもらおうと、「オリンピックメニューフェア」を、7月30日までの毎週水曜日に開催している。

メニューには、北京オリンピック組織委員会(BOCOG)より入手したメニュー表にある「洋食料理」「アジア及び中華料理」「イタリアンを中心とした地中海料理」「冷菜、サラダ、フルーツ等」の4つのカテゴリーがあり、食材にはブラックバスやナマズ、羊肉など、日本では食べる機会の少ない素材を使用したメニューも使用。食器ではなく使い捨ての紙皿や紙コップで提供しているほか、現地の味付けを想定し、塩、こしょう、にんにく、生姜等のほか、照り焼きソース、チリソース、ブラウンソース、カレーソースなどで調理されている。ダシの入っていない味噌汁など、味付けは必ずしも日本人の味覚にはあうものではないが、できるだけリアリティーを感じてもらえるようにしている。

JOCでは、「選手及び関係者に選手村のメインダイニングで提供が予想されるメニュー情報を提供し、雰囲気を感じてもらうこと」、さらに「事前に類似する食事を試食してもらうことで現地での食事を含むコンディショニング対策の参考にしてもらうこと」の2点を今回の目的としており、食堂内のモニターにはアテネオリンピックの選手村食堂の様子も放映している。

実際に食堂でメニューをとる選手やコーチからは、「事前に何が食べられて、何が食べられないかを考える機会と自覚を与えてもらった」という声のほか、アテネを経験している選手からは食堂内に漂うタイ米の香りに「これは選手村のにおいだ」と、五感で選手村を体感してもらうきっかけとなっている。普段のメニューでは競技特性によって栄養バランスなどを考えて摂取を心がける選手たちも、この機会にさまざまなメニューを試してみる傾向もみられた。

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