2013年11月7日から2014年5月14日まで約6カ月にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、日本人初の船長を務めた宇宙航空研究開発機構(JAXA)若田光一宇宙飛行士の一時帰国に合わせて、若田さんとともに宇宙飛行をした記念品の返還式が7月29日、JAXA東京事務所で行われました。
日本オリンピック委員会(JOC)公式ペナントを預けていたJOCからは、平岡英介常務理事とソチオリンピック冬季大会に出場した久保英恵選手(アイスホッケー)が出席しました。
式典では、若田さんのあいさつに続いて、ミッションをまとめた映像が上映され、日本人最長となる188日間に及んだ宇宙滞在や、日本人初のISS船長就任の様子が紹介されました。
続いて若田さんから記念品の返還が行われ、平岡常務理事と久保選手が、若田さんとともに宇宙飛行を終えたペナントと記念品、飛行証明書を受け取りました。
ISS滞在期間中に行われたソチオリンピックについて若田さんが「ソチの上を何度も通りましたので、上空から応援していました」と話すと、平岡理事は「宇宙からも応援していただいたおかげで、ソチ大会ではいい成績が残せました」と感謝の意を伝えました。また久保選手からは「日本代表選手団の結団式へ宇宙から熱いメッセージを送っていただき、ありがとうございました」と伝えると、若田さんは、「本当に皆さんご苦労様でした。また次を目指して頑張ってください」とねぎらいと今後への期待の言葉をかけていました。
式典には、JOCのほかに若田さんの出身中学や高校、関連団体の関係者らが参加し、若田さんはそれぞれに預かった宇宙飛行記念品を返還。終始にこやかなムードで返還式はとり行われました。
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