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2013.11.19 オリンピック

「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催

「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催
2日間でのべ279人がセミナーに参加した(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)と東京都は14日と15日の両日、国際オリンピック委員会(IOC)と合同で「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催しました。今回は、ジルベール・フェリIOCオリンピック競技大会エグゼクティブディレクターを中心とするIOC代表団が来日。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、日本の関係団体と情報等を共有しました。

「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催
明確な大会ビジョンを作り、関係者が共有することの大切さを訴えたフェリ氏(写真:フォート・キシモト)
「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催
東京が「史上初の同都市による2度目のパラリンピック開催」になる点を強調したゴンザレスIPC事務総長(写真:フォート・キシモト)

■明確なビジョンの共有が重要に
 セミナーは味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、初日は208人が参加しました。まず、フェリ氏、竹田恆和JOC会長、猪瀬直樹東京都知事、下村博文東京オリンピック・パラリンピック担当大臣兼文部科学大臣によるあいさつが行われました。
 オリエンテーションがスタートし、まずフェリ氏がオリンピックに関する概略、オリンピズムやオリンピック・ムーブメントといった基礎的な部分を説明。続いて竹田会長、東京都の担当者が登壇し、立候補ファイルに基づいた大会計画が確認されました。
 その後IOC代表団から、組織委員会による大会までの工程や招致委員会から組織委員会への移行期における留意点、開催準備における指針となるパートナーシップの枠組み、2012年ロンドン大会をはじめとする過去の大会の成功体験についてプレゼンが行われました。
 フェリ氏は大会ビジョンの明確化とそのビジョンを関係者と常に共有していく重要性について述べ、数多くの関係機関・関係者がひとつのチームになって大会運営にあたることの大切さについて言及しました。

 また、国際パラリンピック委員会(IPC)のチャビ・ゴンザレス事務総長も登壇し、パラリンピックの理念、IOCとの関係、より良い大会運営に必要な要素などを説明。特に東京が「史上初の同都市による2度目のパラリンピック開催」となる点を強調しました。

 2日目は71名が参加し、IOC代表団による組織委員会設置に関するオリエンテーションを開催。初日で学んだことを踏まえ、活発な議論が行われました。セミナー終了後にはフェリ氏と竹田会長による記者会見が行われ、セミナーの総括と今後に向けた決意を述べました。

「IOC/Tokyo2020オリエンテーションセミナー」を開催
2日目の記者会見終了後に握手を交わすフェリ氏(左)と竹田会長(写真:アフロスポーツ)

■ジルベール・フェリIOCオリンピック競技大会エグゼクティブディレクター
「東京が2020年大会の開催国に決定して間もない時期に来日し、皆様の大会に向けての迅速な取り組みを知ることができ大変嬉しく思います。大会運営は非常に複雑であるため、素晴らしいチームワークと強固なパートナーシップが必要になりますが、参加された皆さまの非常に高いレベルの責任感を目の当たりにし、喜ばしく思います。開催決定からわずか2カ月で東京が迅速にスタートを切ったことを実感し、今後の活動の礎を築くことができました」

■竹田恆和JOC会長
「2日間のプログラムには実に幅広い分野がカバーされており、組織委員会が具体的にどのような役割を担い、そして何を期待されているかについての理解を深めることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。セミナーには200名以上の参加者が集まりましたが、フェリ氏、およびIOCの皆様には、このセミナー開催のための計画作成と、開催に伴うアドバイスをいただいたことに、厚く感謝の意を表します。新たな決意、熱意を持って、東京がオリンピック・ムーブメントの歴史に意義ある新たな1ページを加えられるよう、引き続きIOCと緊密に連携して準備を進めて参ります」

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