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2010.11.03 国際総合競技大会

アジア競技大会に向け、市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督が講演

11月12日に広州で開幕するアジア競技大会まで2週間を切った11月1日、日本スポーツマンクラブで市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督がそれぞれ大会への抱負を語りました。アジア大会は、ロンドンオリンピックに向けた重要な位置づけの大会となります。竹田恆和JOC会長も激励に訪れ、「ニッポン、頑張れ」と三唱して日本代表選手団を送り出しました。

アジア競技大会に向け、市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督が講演
演説する市原団長(PHOTO KISHIMOTO)

■市原団長、今大会の意義

市原団長は「団長を引き受け光栄であるとともに、身が引き締まる思いです。今回は、42競技、476種目の規模で行われ、45NOC(国と地域)が参加します。日本代表選手団は選手726名、役員352名、合わせて1078名の史上最大規模となります。オリンピック競技はロンドン大会につながる大会であることを前提に参加し、また非オリンピック競技にとっては最高の国際総合大会となりますので、競技の普及も含めて最高の成績を目指して欲しいと思います」と大会概要や意義を話しました。

また、「大会は勝ち負けだけでなく大切なムーブメント。選手が最大の力を発揮し、フェアプレーをし、フレンドシップを図る。これを基本に頑張りたい」と団長としての思いを語りました。

アジア競技大会に向け、市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督が講演
テーマソングの作詞をした塚原総監督(PHOTO KISHIMOTO)

■塚原光男総監督「日本は、アジアの王者になれるか」

総監督の塚原氏は「このアジア大会はロンドンオリンピックのメダルへの登竜門。戦うと同時にシュミレーションし、検証した知識をロンドン大会につなげることが目標となります。マルチサポート・ハウスは過去にない取り組みで、マッサージや和食、治療施設など、選手村では行えないサポートを選手に提供します。日本にはまだ金メダルを取る伸びしろがあると思うので、ロンドンに向けた新しい方策を探していきたいと思います」と、ロンドンオリンピックに向けた重要な大会であることを強調。「オリンピック競技が全力で臨むのは当然、非オリンピック競技にとっては最高レベルの大会です。今回の大会での金メダル数は、中国に次ぐ2位を目指します」と抱負を語りました。

また、チームジャパンがより一体化するために作ったチームジャパンテーマソング「強いものは美しく〜ATHLETE〜」を紹介。曲を流しました。

アジア競技大会に向け、市原則之団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督が講演
決意表明する上村副団長(PHOTO KISHIMOTO)

■竹田会長より激励、上村春樹副団長が決意表明

竹田会長からの激励が行われました。「何としても2012年のロンドンオリンピックで国民のみなさんが期待する成績をあげるために、重要な大会となります。ロンドンオリンピックと同じ戦略をアジア大会で行うためマルチサポート・ハウスも準備しています。ぜひロンドン大会で金メダル獲得数世界5位となるためにも、最高の成績を残してほしい」と竹田会長。最後に「ニッポン、ガンバレ」と三唱しました。

さらに、竹田会長の激励を受けて、上村副団長があいさつ。「柔道は去年の世界選手権で男0個、女3個でしたが、今年は10個。強化をやれば1年でも変わります。ロンドンオリンピックで金メダル数5位になるためにも、選手にはその自覚が求められています。練習不足などと言うことのないチームで臨むことを約束し、国民のみなさんの期待に応えられるよう頑張ります」と上村副団長は決意表明を行いました。

広州アジア大会は12日に開幕。27日までの16日間、熱戦を繰り広げます。

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