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2012.08.03 オリンピック

【ロンドンリポート】選手支援のマルチサポートハウス、オリンピックで初の試み

【ロンドンリポート】選手支援のマルチサポートハウス、オリンピックで初の試み
日本代表選手を支援する施設「マルチサポートハウス」。写真は疲労回復のための高気圧カプセル

 ロンドンオリンピックの日本代表選手を支援する施設「マルチサポートハウス」。オリンピックパーク内の選手村から徒歩10分程度の場所に、その支援拠点はあります。

 マルチサポートハウスとは、文部科学省のマルチサポート事業の一環として、2010年中国・広州でのアジア大会で初めて導入されました。「ワン・ストップ・ショップ(One Stop Shop)」をコンセプトに、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるように、適切な準備を行うための環境を提供するサポート拠点です。オリンピックでは今回が初めての設置となります。

【ロンドンリポート】選手支援のマルチサポートハウス、オリンピックで初の試み
リラックスできる場所として選手に人気の畳スペース

 施設は3階建ての劇場を利用し、選手を支援するさまざまな機能を備えています。疲労回復のため、リカバリープールや高気圧カプセルを設置し、メディカルケアサポートも充実。選手たちは最新の設備でコンディショニング調整を行い、かつ畳スペースやリラックスチェアなどでリフレッシュしながら、試合に備えることができます。そのほか、常駐のスタッフが映像分析を行い、効果的なプレーや動作をアシストするなど、情報戦略の面からもサポートします。食堂では管理栄養士の指導の下、日本食を提供しており、選手からの評判も上々です。

 開設期間は、選手村がオープンした7月16日からオリンピック閉会の8月12日までの約1カ月。各競技団体も積極的に施設を活用しており、日を増すごとにその重要性も高まっています。大会期間中、文字通りあらゆる面で選手を支えるマルチサポートハウスは、日本代表選手団の頼もしい味方になりそうです。

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