JOC及び日本政府とイラクオリンピック委員会(NOCI)は、4月14日(水)、
イラクのアテネオリンピック出場予定選手への支援内容等に関する最終協議を
行い、その結果について記者会見を行いました。
この支援は、2004年2月24日から26日までギリシャのアテネで行われた、
第14回ANOC総会の際に行った初会合でイラクオリンピック委員会へのスポーツ
用品提供等支援の基本合意をうけ、国際協力強化のためのNOC支援事業の一環
として、外務省、文部科学省の協力のもと行われるものです。
記者会見には、イラクオリンピック委員会からはアハマド・アル・サマライ会長、
ティラス・オディシオ事務局長が、JOCからは竹田恆和会長、川廷榮一副会長が
出席し結果を発表しました。
支援の内容は次の通りです。
1.国際競技参加を目指す強化種目への競技用具の支援(外務省、JOC)
イラクからのリクエストにより、ウエイトリフティング用具一式、
ボクシングのグローブやシューズ、陸上競技のハードル、スパイクシューズ、
槍の提供、およびそれらの日本からの輸送
(外務省による用具提供および輸送費負担は文化無償協力スキームにて実施)
2.強化選手トレーニング受け入れ(外務省、文部科学省、JOC)
レスリング、ボクシング、柔道、陸上競技の強化選手及びコーチを15名程度受け入れ
(6月中旬から7日初旬に訪日、60日程度の滞在予定)
3.オリンピック参加選手への制服の提供(JOC)
入場行進等で着用する公式ユニフォームを提供
イラクの現在のアテネオリンピックに参加予定選手は約15名程度、今後サッカー
が出場権を獲得した場合はさらに増える予定です。
ゼロからのスタートにJOCが協力することにアル・サマライ会長は感謝の言葉を
述べられました。
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