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2002.10.11 国際総合競技大会

再会 〜From MPC JOC OFFICE

JOCでは、選手強化事業ジュニア対策の一環として、将来、オリンピックや
世界選手権等で活躍できるような選手を「オリンピック有望選手」として認定
しています。これは、JOCに認定される事で日々の練習に取り組む選手たち
のモチベーションに繋がれば、という発想から始まった事業です。
年に1回、年度毎に認定される選手たちを集め「オリンピック有望選手特別研
修会」を行っています。研修会の内容は、オリンピアンを交えてのグループワ
ークやアンチ・ドーピングに関する講義、ITを活用したスポーツ情報サービ
スの体験等、毎年、工夫を凝らしたプログラムを用意します。

先日、大菅小百合選手(自転車)のTV出演の合間にこんなお話が出ました。
「ジュニアの合宿以来、山田沙知子選手(競泳)と5年ぶりに再会して、選手村
の食堂で一緒にご飯を食べたんです。」
アレ?大菅選手は元々はスケートの選手で冬の競技。山田選手は夏の競技だ
し、出身地も違えば、年齢も違う2人の接点であるジュニアの合宿というのが
良く分からず、筆者は、「ジュニアの合宿って、なんの合宿だったの。」と質
問しました。すると、「JOCのジュニアの選手を集めた合宿で同室だったん
ですよ。」との答え。ここでやっとピンときた筆者は、「あ〜っ、オリンピッ
ク有望選手の研修会の事だ。」と気がつきました。

その後、いろいろとお話を聞くと、研修会後も2人は連絡を取り合っていたと
の事ですが、冬と夏の違いがあり、なかなか会う機会がなかったようです。そ
れでも、大菅選手は、「新聞やTVで山田選手の活躍を見ると、頑張んなき
ゃ!」と刺激を受けていたと言いました。きっと、山田選手も同じだと思いま
す。

JOCの研修会を通じて知り合った競技・種目の違う2人の選手がお互いに刺
激し合い、よい効果を生んだのではないかと思い、自己完結的な話ではありま
すが、JOCの事業がこういう効果を生むんだという事に気がつき、少し嬉し
くなりました。
今回、大菅選手が自転車に挑戦し、アジア大会代表に選ばれた事で実現した2
人の再会ですが、アテネでも再現できることを期待しています。

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