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2016.02.08 国際総合競技大会

第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施

第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
第2回ユースオリンピック冬季競技大会の日本代表選手団結団式が行われた(写真:アフロスポーツ)
第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
主催者を代表して竹田JOC会長があいさつ(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2月7日、ノルウェー・リレハンメルで12日に開幕する第2回ユースオリンピック冬季競技大会の日本代表選手団結団式を行いました。

 ユースオリンピックは、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ前会長の提唱で始まった、14歳から18歳までの選手を対象とした国際総合競技大会です。夏季・冬季大会をそれぞれ4年ごとに開催し、冬季は2012年にオーストリアのインスブルックで第1回大会が開催されました。また、競技以外に大会期間中を通じて、さまざまな文化・教育プログラムが行われます。

 式典には、選手31名(男子17名、女子14名)、役員20名の合計51名のうち、すでに現地に出発、または遠征中の選手・役員を除く36名、およびヤングアンバサダーが出席。選手関係者を含めると110名が結団式に出席しました。

 式典では国歌斉唱の後、主催者を代表して竹田恆和JOC会長があいさつに立ち、選手団に向けて「冬季スポーツで最も歴史のあるノルウェー王国、そして2度のオリンピック冬季競技大会を開催したそのレガシー、オリンピックの文化を自ら肌で感じ、オリンピックムーブメントを実感していただきたいと思います」と呼びかけました。また、「日本代表選手団のみなさんはチームジャパンの一員として誇りと自覚を持ち、正々堂々と全力で競技に挑んでいただくとともに、大会を通じて国際親善を深め、競技を越えた交流の場を積極的に作っていただきたいと思います」と、スポーツを通じた国際交流の大切さを述べると、「ぜひ、この選手団の中から今大会をステップにしてさらなる飛躍、国際舞台で活躍する多くの選手が育ってくれることを期待しております」とエールを送りました。

第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
古川団長(左)から団旗を受け取る伊藤旗手(中央)と介添えの山本主将(写真:フォート・キシモト)
第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
日本選手団を激励する遠藤大臣(写真:アフロスポーツ)

 続いて、日本代表選手団の古川年正団長、山本草太主将(スケート/フィギュアスケート)、伊藤将充旗手(スキー/ジャンプ)、各競技の選手団員を紹介。団旗授与では、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が竹田会長より古川団長へ、そして古川団長より山本主将の介添えのもと、伊藤旗手へ手渡されました。

 次に、来賓の遠藤利明東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣が祝辞を述べ、「何より大事なのは、その時に自分の素晴らしい才能を発揮することだと思います。色んなプレッシャーがあると思いますが、その時にこれまで培ってきた自分の練習、あるいは努力を、誇りと自信をもって発揮していただきたい」と激励しました。さらに今年は夏にリオデジャネイロオリンピックも開催されるオリンピックイヤーであり、4年後の2020年には東京オリンピックが開催されることから、日本が国を挙げてスポーツの力を活かす飛躍していこうと努力していると説明。その上で将来を担うユースオリンピック代表選手に向けて「みなさんの力が間違いなくこれからの日本を元気付けてくれる、そして国民に勇気と感動を与えてくれると信じています。リレハンメルではどうぞ素晴らしいパフォーマンスを発揮してください」と期待の言葉を述べました。

第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
古川団長は選手たちが参加各国や地域との交流を深めることにも期待している(写真:アフロスポーツ)
第2回ユースオリンピック冬季競技大会(2016/リレハンメル)日本代表選手団の結団式を実施
決意表明をする山本主将(写真:アフロスポーツ)

 また、日本代表選手団を率いる古川団長は「日本の代表選手のみなさんには、ひとりひとりが全力を尽くして競技に挑み、世界に躍進するための新たなステップとなるように期待していると同時に、日本代表選手団に選ばれた誇りを胸に行動規範を遵守し、自分の行動に責任を持っていただきたい」と、代表選手たちに向けてあいさつ。そして、トーマス・バッハIOC会長が述べたユースオリンピックに参加することの意義についての言葉を引用しながら、「大会期間中に実施される文化・教育プログラムに自ら積極的に参加し、異国の文化に触れるチャンスを大切にするとともに、日本の文化や伝統を発信し、参加各国・地域の仲間との友好、あるいは国際交流を通して素晴らしい経験を積んでいただくことを期待したいと思います」と、竹田会長同様に大会を通じて世界各国・地域の選手団と積極的に交流することを促しました。

 最後に伊藤旗手介添えのもと山本主将が決意表明を行い、「私たちは第2回ユースオリンピック冬季競技大会の名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りとし、自覚と責任を持ち、行動規範を遵守し、チームジャパン一丸となって競技に挑みます。また、オリンピックの価値である卓越、友情、尊重を意識し、文化・教育プログラムを通して参加各国・地域の選手との友好と国際親善を深めるとともに、日本の文化を発信できるよう全力を尽くし、大会に臨むことを誓います」と宣誓しました。

 大会は2月12日に開会式を行い、21日までの10日間で7競技70種目を実施。日本代表選手団は5競技に参加します。

■結団式ハイライト


■日本代表選手メッセージ
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