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1999.03.01 オリンピック

オリンピック・パークが一般オープン

 '98年11月30日、オリンピック・パークのメイン大通りとなる“オリンピック・プルバード”が正式にオープンし、オフィシャルセレモニーが行われた。幅60m、長さ1.5kmにわたるこの通りはパークの中心を横切り、オリンピック・スタジアムほか数々のメイン競技会場に観客を導くことになる。そのほか、1912年のストックホルムで女性として初めてオーストラリアに金メダルをもたらしたサラ・ドゥラック、車椅子バスケットの金メダリスト、ケビン・コームの名も、パーク内の通りの名前として登場することになった。
 また、これにともなって、訪問者にうれしい、数々の新しいサービス・施設もオープンした。例えば新しいシドニー・エクスポーラー・バス・サービスがパーク内10ケ所のメイン競技場を巡る。また、ショーグラウンドとビセンタニアルパークの2ケ所から(いずれもオリンピック・パーク敷地内)出発する徒歩のパーク訪問ツアーが用意され、オリンピック発祥の地ギリシャの地名からとった「コロノスの丘」、ガムの樹の公園である「オーバーフロウ」へのアクセスが可能となる。さらに食事ができるところといえば、アクアティックセンター内のカフェぐらいだったパーク内に、新しく「ホームブッシュ・ベイ・ヘリテージ・カフェ」がオープンした。
 もともと地元住民に自然に溢れた公園を提供すると約束されて造られたこのオリンピック・パークだが、シドニー・オリンピック委員会側にはオリンピックを前に住民だけでなく国内、海外からの訪問者を集めて、ここを観光名所にしたい、という意図があるようだ。

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