MENU ─ ニュース
1999.05.01 オリンピック

ミズノが野球、柔道、ソフトボールのシドニー五輪オフィシャル・サプライヤーに!

 3月29日、日本の大手スポーツ会社ミズノが、柔道、野球、ソフトボールのシドニー五輪オフィシャル・サプライヤーに選ばれた旨がシドニー五輪運営委員会(以下SOCOG)オフィスにて、正式発表された。1924年パリ五輪で日本代表選手団の一部に用具やウェアを提供したのを皮切りに、モスクワ五輪ではオフィシャル・サプライヤーに選ばれ、深くオリンピックに関ってきたミズノ。バルセロナではスポンサーとしてトレーニング・センターを開設している。 今回はオフィシャル・サプライヤーとして上記3競技に用具を提供するほか、スポンサーの役割も務め、SOCOGによれば、ミズノはシドニー五輪に数100万ドルを提供、用具とキャッシュの割合は半々程度だという。オリンピックの名に傷をつける事件が続き、スポンサーのうち何社かが不満を表明しているだけに、会見でスポンサーシップにためらいはなかったのかという質問が飛んだが、臨席したミズノ社長の水野正人氏は「汚職事件は残念なことだが、アスリートの祭典だというオリンピックの根本の哲学を忘れてはいけない。会社の利益とイメージだけにこだわるならそういった意見も出るだろうが、我々はスポーツ界への貢献ということを第一に考えたい」と自ら豪記者達の質問に答えた。 自然保護を意識した商品作りでスポーツ業界において初めてISO14001の認証を得ているミズノ。社長自身が世界環境保護委員会の一員として活動していることもあってシドニー五輪のポリシーであるグリーン・オリンピックも多いに意識され、畳の素材などにも環境保護を意識した工夫がなされることになるという。

ページをシェア

CATEGORIES & TAGS


オリンピック の最新ニュース

    最新ニュース一覧