6月23日のオリンピック・デーに発行される5000枚のペアチケットのうち3050枚が、抽選の結果、『オリンピック・クラブ』の会員で、オリンピック・デーの催しに参加した一般市民の手に配付された。
チケットには開・閉会式、水泳、陸上など、ほとんどのチケットが含まれている。 2月に創設されたオリンピック・クラブは現在3万人の会員を擁し、会員は150〜500豪ドル(約1万3050円〜約4万3500円=1豪ドル87円で換算)の会費を払うことにより、定期的にオリンピックのチケットを買える抽選の権利、オリンピック最新情報などを得ることができる。会員には今後も毎週100枚ものペアチケットを買う権利が与えられているという。
「クラブに入っていないで、今回チャンスがなかった人も、今から会員になれば次のチャンスを得ることができます」
こう言うのはシドニー・オリンピック組織委員会(SOCOG)関係者。しかし、一部からは、オリンピック・クラブ自体が例外的なシステムであり、一般国民に行き渡るチケットが少なすぎる、と不満の声も上がっている。
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