日本オリンピック委員会(JOC)は10日、日本代表選手団、在ロシア日本国大使館と共催で「JOCチームジャパンレセプション - Arigato/Thank you -」をオリンピックパーク内のジャパンハウスで開催しました。
このレセプションは、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定における国際スポーツ関係者への感謝と、スポンサー・関係者の日頃の支援へのお礼を目的として行われ、285名のゲストが出席。トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長、ジャック・ロゲIOC前会長をはじめ、IOCや各競技団体、ロシア政府などから多くの関係者が訪れました。
開催に際し、主催者を代表して竹田恆和JOC会長と原田親仁駐ロシア日本国特命全権大使が挨拶。竹田会長は「このたび東京にご支援いただいたことを、心から感謝申し上げます」と述べ、原田大使は「全てのエネルギーと努力を注いで東京大会を成功させ、世界を一つにすることを保証します」と力強く宣言しました。
続いて、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗元首相が登壇し、「東京は歴史的な大雪が降りましたが、これはソチの悪天候をすべて日本が引き受けたのだと思います」とユーモアを織り交ぜたスピーチで会場を沸かせました。合わせて新しい東京都知事に舛添要一氏が選ばれたことを報告し、「生涯をかけてオリンピック成功のために頑張ります」という舛添氏の言葉を紹介しました。
最後にバッハIOC会長が来賓挨拶に立ち、「今大会の日本選手団は女性が多く、橋本聖子さんのような女性のオリンピアンが団長を務めていることは各国のチームにとってもお手本になるでしょう」と女性アスリートの活躍について触れました。そして、発足したばかりの組織委員会に対し、「私たちは2020年に東京で素晴らしいオリンピックができることを確信しています。日本人の知性、忍耐力、オリンピズムへの理解など、日本がオリンピック・ムーブメントの中で果たしてきた役割を認識しています」とメッセージを送り、乾杯の発声を行いました。
訪れたゲストたちは会場で提供された寿司や焼き鳥などの日本食に舌鼓を打ちながら交流を深め、日本の「おもてなし」を体感。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催への第一歩を踏み出したチームジャパンを激励しました。
終了後、報道陣の取材に応じた竹田会長は「東京2020が決定したということで、多くの方が敬意を表してくれました。大勢のIOC関係者にお越しいただき、それだけ2020年の大会が非常に重要だということを改めて思いました」と語り、大盛況となった会場で東京に寄せられた期待に応えるべく、気持ちを新たにしていました。
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