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2014.01.23 オリンピック

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
小笠原旗手を先頭に選手団が入場(写真:アフロスポーツ)
選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
選手たちを激励した安倍首相(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は20日、第22回オリンピック冬季競技大会(2014/ソチ)の日本代表選手団壮行会を都内で開催しました。日本代表選手団121名と一般来場者、関係者ら1846名が参加。選手たちは熱烈な声援を受け、2月7日に開幕するオリンピックへ決意を新たにしました。

 オープニングでは陸上自衛隊中央音楽隊の演奏に合わせて手拍子が鳴り響く中、選手たちが会場中央に設けられた花道から入場し、手を大きく振って歓声に応えていました。
 竹田恆和JOC会長の主催者挨拶に続き、安倍晋三内閣総理大臣は「すべてのアスリートにとってオリンピックは夢だと思います。ソチでは日頃の練習の成果を発揮し、多くの日本人の夢や希望や声援を力に変えて、大きな結果を出していただくように期待します」と述べ、選手たちの活躍を祈念しました。

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
2020年東京オリンピック・パラリンピックへさらなる国際親善への協力を呼びかけた森元首相(写真:アフロスポーツ)
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国際宇宙ステーションからメッセージを寄せた若田さん

 次に、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長就任が予定されている森喜朗元首相が登壇。「2020年、日本に世界中の皆さまをお迎えすることが決まりました。選手、役員の皆さんも日本の国を代表する『大使』となって、多くの方々としっかりと関係を強めていただくことを期待します」と国際親善への協力を呼びかけました。

 その後、国際宇宙ステーションに滞在する若田光一宇宙飛行士、ロンドンオリンピック銀メダリストの三宅宏実選手(ウエイトリフティング)、オリンピック3大会連続金メダリストの吉田沙保里選手(レスリング)からのビデオメッセージや、インターネットを通じて約5万人から集められた応援メッセージが書かれたフラッグが手渡され、選手たちへ激励の言葉が届けられました。

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
「炎のニッポン!手袋」を受け取った選手たち(写真:アフロスポーツ)
選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
日本代表選手団公式応援ソングを披露したモーニング娘。’14(写真:フォート・キシモト)

■「ニッポン!」を集めた応援ソングが初披露
 ソチオリンピック日本代表選手団に声援を届ける「ニッポン!コールプロジェクト」でアンバサダーを務めるモーニング娘。’14とオリンピックを目指すJOCエリートアカデミー生が登場。同プロジェクトを通じて12万人以上から集められた「ニッポン!」コールを形あるものにした「炎のニッポン!手袋」が選手たちに贈呈されました。手のひらに大きな炎が描かれた手袋を受け取った町田樹選手(フィギュアスケート)は「燃えてきました。ソチではベストパフォーマンスをお届けします」と宣言。大澤ちほ選手(アイスホッケー)は「応援の力が手からみなぎっています。スマイルジャパンらしく、1試合、1試合、確実に勝っていきたいです」と意気込みを語りました。

 そして、集められた「ニッポン!」を使用した日本代表選手団公式応援ソング『君の代わりは居やしない』をモーニング娘。’14が初披露。「ニッポン!」とコールするパートでは、会場が一体となったコールが鳴り響きました。

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
選手団を代表してあいさつに立った葛西主将(写真:アフロスポーツ)

 選手を代表して葛西紀明主将(スキー・ジャンプ)は「私たち日本代表選手団は一丸となってたくさんメダルを取れるように精一杯がんばります。たくさん応援してください」と挨拶し、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。最後は選手団員がサインをしたボールを観客席にプレゼントして退場。選手たちは来場者とハイタッチしながら、「がんばれ!」といった声援を浴びていました。

選手たちに大声援! ソチオリンピック日本代表選手団壮行会を開催
記者会見を行った日本代表選手団の(左から)伊東総監督、古川副団長、橋本団長、葛西主将、田畑副将、小笠原旗手(写真:フォート・キシモト)

■冬季大会最多のメダル獲得数を目標に
 壮行会終了後には記者会見が行われ、橋本聖子団長は「今大会は2016年のリオ、2018年の平昌、そして2020年の東京へとつながる大事なスタートです」と述べ、日本代表選手団の目標について「私たちが選手の力を信じて、サポートできれば、1998年長野大会で獲得した『金5個、メダル総数10個』を超えることは確信しています。これを最大の目標としてまい進します」と冬季大会最多のメダル獲得数を掲げました。

 古川年正副団長は「私が担当する雪上競技では残念ながら2大会続けてメダルを取っていません。一致団結して必ずメダルを取りにいきます」とスキーをはじめとする雪上競技の活躍を誓い、伊東秀仁総監督は「氷上競技ではスピードスケートやフィギュアスケートがあるので、(表彰台の)一番高いところでメダルを取れるようにがんばりたいと思います」と金メダル獲得への意欲を語りました。

 史上最多となる7度目のオリンピックに出場する葛西主将は「代表決定時は実感がありませんでしたが、会場で選手団のブレザーを着て、身の引き締まる思いがしました。選手全員でソチのメダルが取れるようにがんばります」と意気込みを述べ、田畑真紀副将(スケート・スピードスケート)は「(葛西主将が雪上競技なので)氷上競技で選手のサポートをします。みんなで心をひとつに力を合わせてがんばります」と語りました。
 出産を経て8年ぶりのオリンピックに挑む小笠原歩旗手(カーリング)は「オリンピックに戻れたことをうれしく思い、自分が選んだ道が間違いではなかったと証明できて誇りに思います。開会式では思い切り旗を振り、表彰式でたくさん日の丸が掲げられるように私自身のためにも、他の選手のためにもがんばります」と述べました。

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