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2004.08.21 オリンピック

【陸上競技】女子マラソン記者会見行われる

【陸上競技】女子マラソン記者会見行われる
左から野口選手、土佐選手、坂本選手

8月20日、ジャパンハウスにて女子マラソンの記者会見が行われた。
陸上競技注目の種目とあって、79名の報道関係者が会見に出席した。
記者会見には澤木啓祐チームリーダー、藤田信之コーチ、鈴木秀夫コーチ、竹冨豊コーチ、野口みずき選手、土佐礼子選手、坂本尚子選手が出席した。

はじめに澤木チームリーダーが「アテネ大会への期待を込めて、3選手がそれぞれに調整を行ってきた。アテネに入った段階で3選手ともに調子がよい」とコメント。
続いて各選手のコーチから現在の選手の状況などが報告された。
竹冨コーチ「坂本選手は6月28日にアテネ入りして下見を行い、アメリカで約1カ月調整、その後ウィーンに移動し、18日にアテネ入りした。現在の調子は、昨年よりはるかに良くベストに近い状況。今のところ順調に調整できている」
鈴木コーチ「土佐選手は5月から中国で調整を行ってきた。練習そのものは順調で、身体もしぼれていて本番に向けてちょうどいい状況が1カ月半続けられている。13日にフランクフルトに入りトライアルを行い、18日にアテネ入りしてからは短い刺激を与える調整を行っている。本番では今までの練習に自信を持って臨んで欲しい。スタート前には好きなように走れというつもり」
藤田コーチ「野口選手は5月21日から前半の35日間は中国でトライアルを行った。7月15日からはスイスに移動。昨年より大幅にタイムアップし、計画通りに調整ができた。野口選手を元気にスタートラインに立たせることが自分の仕事。うまい酒が飲めるように送り出したい」

選手たちは現在の心境や抱負について次のように話した。
坂本選手「まだオリンピックを走るという実感がないが、今まで3回走ったどのマラソンよりもきつい練習をして頑張ってきた。第1回目のオリンピックが開催された土地を走れるのは光栄なことだと感じている。アテネでの練習は普段通りにできていて、路面の固さも気になっていない。本番のレース展開は5パターンほど考えているが、予想が的中したことが今までないので、誰かが勝負に出たときに遅れずについていこうと思っている」
土佐選手「ここまで故障がなく来れたことが、私にとって一番大きなこと。レースまであと2日あり、スタートラインにつくまで緊張することはない。アネテでは本番のコースを走ってみたが、車に轢かれそうになったので海岸を走っている。本番は自分のリズムを崩さず、相手にびびらずにいようと思う」
野口「スイスの合宿は昨年と比べてよく仕上がったので、本番の走りにつなげたい。オリンピック発祥の地で走ることにとても思い入れがある。感謝して走りたい。アテネは少し暑いと感じたが、想像していたほどでもなく順調です。本番では流れに乗ってタイミングのいいところでスパートをかける」

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