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2014.09.16 国際総合競技大会

第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施

第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
日の丸の団旗を受け取る川中香緒里旗手(写真:フォートキシモト)
第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
主催者挨拶を行う竹田恆和JOC会長(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は14日、都内で第17回アジア競技大会(2014/仁川)の日本代表選手団の結団式を、秋篠宮殿下ご臨席の下、行いました。

 式典には、選手・役員合計1069名の選手団(9月14日時点)のうち、659名が出席。
 国歌斉唱に続いて、竹田恆和JOC会長は「日本代表選手団に選ばれた選手・役員の皆さんには心よりお祝いを申し上げます。アジアの競技レベルの進化はめざましく、アジアを制することが世界への道につながるといわれ、38競技、439種目においてハイレベルな戦いが予想されます。日本代表選手には2年後に開催されるリオデジャネイロオリンピックやさらには2020年の東京オリンピックにつながる活躍を期待します。オリンピック実施競技ではない競技においても、アジア競技大会は世界選手権大会に次ぐ最高レベルの国際大会であります。選手一人一人が全力で競技に挑み、さらなる競技向上、普及に努めてください」と挨拶しました。

 続いて、日本代表選手団の青木剛団長をはじめ、三宅宏実主将(ウエイトリフティング)、川中香緒里旗手(アーチェリー)ら各競技の選手団を紹介。団旗授与では、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が竹田会長より青木団長へ、青木団長より三宅主将介添えの下、川中旗手へと授与されました。

 その後、ご臨席の秋篠宮殿下がおことばを述べられ、日本代表選手団を激励されました。

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 本日、大韓民国の仁川市において開催される第17回アジア競技大会日本代表選手団の結団式にあたり、参加される選手ならびに役員の皆様とお会い出来ましたことを大変嬉しく思います。そして、選手の方々には、この度、日本代表として選出されましたことを心よりお祝い申し上げます。
 今回の仁川大会は、1986年のソウル大会、2002年の釜山大会に続き、大韓民国において開催される3回目の大会となり、38競技439種目が実施されると伺っております。
 皆様は、厳しい選考を経てこの大会に参加される訳ですが、競技に力を尽くされるとともに、アジアの諸地域から参加される方々との交流を深め、国際親善にも寄与されることを期待いたしております。
 終わりになりますが、皆様が健康に留意され、日頃の練習の成果を存分に発揮されるよう祈念し、結団式に寄せる言葉といたします。

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第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
山本ともひろ文部科学大臣政務官(写真:フォートキシモト)
第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
金元辰駐日本国大韓民国大使館公使(写真:フォートキシモト)

 ご来賓の山本ともひろ文部科学大臣政務官からは「皆様の雄姿は多くの国民、青少年に大きな夢と感動を与えてくれることと思います。またこの機会にアジアの仲間との交流を深め、国際親善に大いに貢献されるよう期待いたします」と祝辞を頂きました。

 さらに、金元辰駐日本国大韓民国大使館公使は「今回の韓国訪問で、韓国の食を楽しみ、韓国のさまざまな文化に触れ、また韓国だけでなくアジアの選手とも深い友情を分かち合える良い機会になることを願っております」と日本代表選手団を歓迎しました。

第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
日本代表選手団の青木剛団長(写真:アフロスポーツ)
第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
決意表明を行う三宅宏実主将(写真:アフロスポーツ)

 日本代表選手団を率いる青木団長は「今回の選手団は、ロンドンオリンピック、ソチ冬季オリンピックの良い流れをリオ、東京のオリンピックにつなげるために、チーム、個人がアジアの頂点を目指し、その結果、日本代表選手団が前回大会を上回る成果を上げるとともに、オリンピック実施競技においては全競技でメダルを獲得すること、非オリンピック競技においては大会での活躍により競技のさらなる発展につなげること。そして2020年東京オリンピックにつながる若い選手の活躍や、世界レベルで戦える多くの選手、チームの台頭を期待しています」と選手たちを激励しました。

 最後に川中旗手介添えの下、三宅主将が決意表明を行い、「日本代表としての自覚と誇りを持ち、国民の皆様に勇気と希望と感動をしていただけるように、選手一同いまできることを精いっぱい全力で挑みます。また、チームジャパンとしてアジアの国々の人たちとスポーツを通じて交流を深め、きたる2016年リオデジャネイロ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに必ずつながるように躍進してまいります」と述べると、会場は大きな拍手で包まれました。

第17回アジア競技大会(2014/仁川)日本代表選手団の結団式を実施
記者会見を行った日本代表選手団の(左から)高田総監督、三宅主将、青木団長、川中旗手、田嶋副団長(写真:フォートキシモト)

■金メダル獲得数は50個前後が目標

 結団式終了後には記者会見が行われ、オリンピック実施競技すべてでのメダル獲得を掲げた青木団長は「2020年の目標の中で金メダルランキングが第3位、メダル総数が第5位、それから28競技すべてで入賞するという目標を設定しています。アジア大会のメダル獲得レベルに来ていないと2020年の入賞にはつながらないと考えてのことです」と、その理由を説明しました。
 サッカー協会の副会長でもある田嶋幸三副団長は「サッカーのみならず、バスケットやハンドボール、ホッケーそのほかの球技スポーツが好成績を収めて、リオデジャネイロオリンピックの予選等に自信を深めて、東京に向けてつなげてほしいと思っています」と球技スポーツの活躍に期待を寄せ、高田裕司総監督は「50前後が目標です」と日本選手団としての金メダル獲得目標を掲げました。

 史上初めて主将、旗手ともに女性が務める今大会。三宅主将は「出場されるすべての選手が最高のパフォーマンスでけがなく元気に帰ってくることと、選手の皆さん、日本の皆さんとともに盛り上がれるアジア大会になったらいいなと思います。いつもは自分の競技しか見られないんですが、(主将として)ほかの競技を応援しにいくと聞いているので楽しみにしていますし、そこでいろんなことを勉強しながらまた挑戦したいと思います」と意気込みを語り、川中旗手は「旗手をさせていただけるのはとても光栄なことだと思っていますし、最後まで精いっぱい日本の旗を持って歩きたいと思っています」と大役に気持ちを引き締めていました。

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